日本電気硝子株式会社が主催した工場見学
2025年12月25日、滋賀県大津市に本社を構える日本電気硝子株式会社は、地域の小中学生を対象に工場見学を実施しました。このイベントは、大津市科学館が主催する科学技術講座「IF(イフ)クラス」の一環として行われました。
工場見学の内容
今回の工場見学には、地元の小学校5年生から中学校2年生の18名が参加しました。参加者は、まず「ガラスって何だろう?/どうやってできるの?」というテーマで講義を受けました。この講義では、ガラスの基本的な知識や日本電気硝子の特殊ガラスについての説明がなされました。
その後、参加者は溶融炉模型や実際の製品の説明を受け、工場の製造現場を見学しました。普段見ることのできない製造プロセスや、溶けたガラスの迫力に圧倒された子どもたちは、「暑かった」「炎みたいに光っていてキレイだった」と笑顔で感想を述べ、楽しみながら刺激を受けていました。
次世代育成への継続的な取り組み
日本電気硝子株式会社は、これまでに16回目の「IFクラス」への参画を果たしています。今後も、次世代の育成を目指し、子どもたちにガラスやモノづくりの楽しさを体験させる機会を提供することに力を入れていく考えです。このような教育的なプログラムは、将来的に産業界を支える人材を育てるための重要な施策と位置づけられています。
「IFクラス」の「I」はinnovation(革新)、「F」はfuture(未来)を象徴しており、「もし自分ならこんなことをしてみたい」というような想像力や好奇心を引き出すことが目指されています。子どもたちが未来を考える際の手助けとなればという願いが込められています。
日本電気硝子株式会社について
日本電気硝子株式会社は1949年に設立され、滋賀県大津市に本社を置く特殊ガラスメーカーです。70年以上の歴史の中で培った技術により、同社の製品は半導体、ディスプレイ、自動車、電子機器、医療、エネルギーなど、幅広い分野で活躍しています。特に、新たな機能を持つ特殊ガラスは、板、管、糸、粉末など多様な形態で市場に提供されています。
現在も、企業として持続可能な未来を築くために、次世代育成への投資を続けています。これは企業の責任として、地域社会に貢献する重要な意味を持つ取り組みでもあります。今後も日本電気硝子がどのような新しい活動を展開していくのか、多くの人々からの注目が集まっています。