カンボジアコーヒー育成プロジェクト
2025-12-09 15:03:33

内戦を乗り越えた幻のカンボジアコーヒーを育てる新たな試み

「幻のカンボジアコーヒー」を未来へ──新しいサブスクリプションサービスのご紹介



カンボジアの貴重なコーヒーを育てる新しい挑戦が、静岡県富士市の株式会社ドットプランによって始まります。「notice coffee」というこのプロジェクトは、単にコーヒーを購入するのではなく、買った人が実際にその成長を見守り、育てていくという新しい形のサブスクリプションサービスです。2025年12月21日にリリースされるこのサービスは、内戦によって一度は途絶えたカンボジアのコーヒー産業の復活を目指しています。

1. 「notice coffee」のユニークなアプローチ



「notice coffee」では、購入者を「crew(クルー)」と呼び、コーヒーの成長を共にする仲間として位置づけます。crewは、コーヒー豆の購入を通じて、カンボジアの農園と直接つながることができ、コーヒーの未来を一緒に育てていくという体験を得ることができるのです。

このプロジェクトでは、利益の15%がカンボジアの未来を担う子どもたちに文房具として支援されます。そのため、crewはただの消費者ではなく、カンボジアの子どもたちの学びを支える重要な役割を果たすことになります。

2. コーヒーと文房具のつながり



カンボジアのコーヒー産業が継続的に成長するためには、子どもたちの学びを保障することが不可欠です。notice coffeeでは、子どもたちに文房具を届けるため、現地パートナーのオル氏が教育局と連携し、最も必要な学校を選定して支援を行っています。このようにして、購入者が支払ったお金がどのように使われるかを透明にすることに努めています。

実際に文房具を受け取った子どもたちは、その感謝の気持ちを「ありがとう」という言葉で表し、その手書きのメッセージが毎月のパッケージに含まれる仕組みがあります。この取組みを通じて、crewは子どもたちとのつながりを感じることができ、支援の意義を実感することができます。

3. 透明性と双方向コミュニケーション



notice coffeeのもう一つの大きな特徴は、crewとプロジェクトが密接に連携するための透明性のある仕組みです。毎月更新される会報では、支援活動や農園の状況、収益の使い道が数字や事実として報告されるため、参加者は常に現地の状況を把握できるようになっています。

また、crewの質問に答える双方向型のポッドキャスト「notice radio」も運営されており、ここでは現地のトークや文化が紹介されるなど、より深い理解を得るための場が提供されています。これらの取り組みにより、crewは単に製品を購入するだけでなく、実際に貢献しているという実感を持つことができます。

4. 特別なエコシステムの構築



このプロジェクトは、ただコーヒーを生産して販売するだけではありません。静岡県立富士特別支援学校の生徒たちも「プロジェクトアシストクルー」として参加し、梱包作業などを手伝っています。学生たちはこの経験を通じて「できること」が社会貢献に繋がることを実感し、自信を深めていくことでしょう。

5. 未来へ向けたビジョン



チーフブランドオフィサーの遠藤文美氏は、内閣府の調査やファンドレイジング協会のデータをもとに、社会貢献に対する人々の関心と不安を強調しています。多くの人が社会のために役立ちたいと考えつつ、透明性が不足していることが一歩を踏み出せない理由とされており、notice coffeeはこの透明性を大切にして新しい仕組みを育てていこうとしています。

これからはBtoBや他業種との連携を考え、より広がりを持った社会貢献のネットワークを構築していくことを目指しています。こうした取り組みを通じて、カンボジアのコーヒーと子どもたちの未来を共に育てていくという温かい輪が広がっていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ドットプラン
住所
静岡県富士市中里34-1
電話番号
0545-67-2553

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