150年の歴史を持つ味噌蔵が開発した新しい発酵あんこ「ツルノホウセキ」

150年の歴史を誇る老舗味噌蔵が新商品を発表

福岡県柳川市に本社を構える鶴味噌醸造株式会社が、2025年3月5日より公式通販サイト限定で「発酵あんこツルノホウセキ」の販売を開始します。この新商品は、国産の糀、小豆、食塩のみを使用して作られ、砂糖は一切加えていないため、健康にも配慮されています。

新たな試み「発酵あんこ」

鶴味噌醸造は、創業以来150年以上の長い歴史を持つ味噌の専門メーカーですが、最近の食の多様化や健康志向の高まりを受け、新たに発酵あんこを開発しました。この発酵あんこは、小豆と糀をゆっくりと発酵させて作られ、優しい甘みが特徴です。試食会も兼ねて、3月1日から31日までイオンモール幕張新都心で試食体験を行う予定です。

おいしさと健康を両立させた仕上がり

発酵あんこを作る際には、糀が持つ酵素の力を利用し、米や小豆のデンプンを糖に分解します。この工程により、砂糖を使わずとも自然な甘さが生まれます。しかもその甘さは、一般的なあんこに比べて約6〜7割ほどの糖度で、低カロリーで体に優しいのが魅力です。

トーストに塗ったり、ヨーグルトや豆乳と混ぜたり、アイスクリームに添えたりするなど、さまざまな使い方ができるため、幅広い世代のお客様に楽しんでもらえるでしょう。持ち運びも簡単なので、外出時のおやつやお土産にもぴったりです。

こだわりの原材料と製法

特にここで使われる糀には、独自に選定した麦こうじ用の麹菌が使用されています。これは、糀づくりにこだわる老舗ならではの仕上がりで、隅々まで計算された製法が光ります。また、糀を粉砕するプロセスでは、酵素が失われないように冷凍したものを使用し、口当たりのなめらかさにもこだわっています。

地元の製餡所との密な連携のもと、あんこの製造が行われています。柳川市にある北川製餡所では、小豆の厳選が行われ、早朝から製造を始め、品質の高いあんこを生産しています。