水口酒造が国際的な評価を受けました
愛媛県松山市の水口酒造株式会社は、フランスの日本酒コンクール「Kura Master 2026」で、最優秀蔵元第6位に選ばれました。このコンクールは2017年に始まり、ヨーロッパの酒に精通した専門家たちが参加するため、販路拡大につながる重要なプラットフォームとなっています。
創業から126年を迎える水口酒造は、道後地区で唯一の造り酒屋として、地域の特性を生かした酒造りに取り組んできました。今回の受賞は、その努力が結実した結果であり、特に注目すべきは、出品した全6銘柄が金賞以上を受賞したことです。これにより、水口酒造の総合的な技術と品質が国際的に認知されたことは、蔵人たちにとって大きな励みとなっています。
Kura Masterについて
Kura Masterは、日本酒の品質をフランスの専門家によって評価するコンペティションです。今年は10周年を迎え、毎年多くの酒蔵が参加し、約1,083点の日本酒がエントリーしました。審査員にはフランス国家最高職人の資格を持つMOF保有者や、トップソムリエ、飲食業界の専門家が名を連ね、食文化の観点からも評価されています。
特に重要なのは、ブラインドテイスティングにより審査が行われ、客観的な視点から各酒の評価が下される点です。この厳格な評価プロセスを経て、水口酒造がその名を国際的に知らしめる結果となったのです。
プラチナ賞受賞の栄誉
今回、特筆すべきは、「NIKITATSU2024 仁喜多津 純米大吟醸」がプラチナ賞を獲得したことです。この銘柄は、全125点の中から、この栄誉を受け取るのは上位9.6%に過ぎないという、極めて厳しい基準をクリアしました。華やかな香りと繊細な味わいが評価されたことから、フランスの審査員たちからも絶賛されました。
この純米大吟醸は、道後温泉本館のリニューアルオープンを記念して醸造されたもので、熟田津の水と愛媛産の酒造好適米『しずく媛』を使用し、精米歩合は30%と贅沢に仕上げられています。ボトルデザインは道後温泉の美しい朝焼けをイメージしており、一層特別な存在感を放っています。
金賞受賞酒の概要
水口酒造が送り出す他の金賞受賞酒も素晴らしいものです。たとえば、NIKITATSU仁喜多津純米大吟醸酒は、甘さと酸味のバランスが繊細で、飲み手を魅了します。また、NIKITATSU2025は、道後の白鷺伝説をテーマにした逸品で、山田錦を丁寧に磨き上げ、潤いと至福を感じさせる味わいが特徴的です。
他にも、受賞歴の多い酒が目白押しで、国内外で高い評価を受けていることから、ファンを魅了しています。このように水口酒造は、伝統を重んじつつも、新しい挑戦を続け、地域貢献にも積極的に取り組んでいます。
水口酒造の未来に向けて
水口酒造は「暖簾を破れ」という家訓を基に、新たな挑戦を続けています。「地産地消の酒造りプロジェクト」に取り組みながら、地域との連携を深め、日本の文化を世界に発信する役割を担っています。今回の受賞は、こうした理念の具現化でもあると言えるでしょう。
公式ウェブサイトでは、商品情報や蔵の取り組みが詳しく紹介されているので、ぜひ訪れてみてください。フランスでの快挙を機に、水口酒造の日本酒を全国で楽しむ機会が増えることを期待しましょう。