醤油の新たな魅力
2021-09-30 14:25:22
106社参加の「醤3プロジェクト」が醤油の多様性と魅力を発信!
醤油の新たな時代を切り開く「醤3プロジェクト」
日本の食文化に深く根ざす醤油。その歴史は古く、各地域の気候や文化によって個性豊かな味わいを生み出してきました。しかし、最近ではその醤油蔵の数が大きく減少し、現在では1,000近くまで落ち込んでいます。この現状を受け、106社の醤油メーカーが連携した「醤3(ショウスリー)プロジェクト」が誕生しました。このプロジェクトは、醤油の多様性を再発見し、皆にその魅力を広めることを目的としています。
プロジェクトの背景
「醤油=万能調味料」という既成概念が、醤油への関心を妨げていると感じています。本プロジェクトでは、「醤油を使い分けることで、料理はより美味しくなる」ということを広く知ってもらうことを目指しています。実際、醤油にはさまざまな個性があり、それぞれ異なる料理との相性があります。どのような食材にも合う一つの醤油は存在しません。
多彩な参加企業
キッコーマンやヤマサ醤油を始め、106社がこのプロジェクトに参加しています。醤油は発酵食品であり、発酵を形成する微生物と環境要因が絡み合うことで、個々の蔵の持つ独自の味が生まれます。醤油の個性は、まさに地域の風土と職人の技の結晶です。
新たなアイテムの開発
プロジェクトの一環として、「三口醤油皿」も開発されました。この皿は、醤油を使い分けるために特化されています。たくさんの試作を経て、使いやすさと美しさを兼ね備えたデザインに仕上げました。特に、醤油がつきすぎないよう工夫された部分や、それぞれの醤油の色を際立たせる工夫が施されています。
醤3の運営メンバー
このプロジェクトは、小泉和信氏を中心に醤油を愛するメンバーで構成されており、職人醤油の代表である高橋万太郎氏の提案から始まりました。彼は全国400以上の醤油蔵を訪問し、その経験をもとにより深い醤油文化の理解を促進させています。彼らのビジョンは、醤油メーカーだけでなく飲食店や一般の消費者にとっても、より幸せな食の体験を提供することです。
クラウドファンディングの実施
現在、このプロジェクトではクラウドファンディングを行っています。目標金額は1,000,000円で、醤油皿の生産に必要な資金が集められます。プロジェクトは2021年10月1日から11月20日までの期間で実施され、支援者には特典として新たな醤油皿などが用意されています。
まとめ
「醤3プロジェクト」は、つくる人、使う人、食べる人の全てが幸せになる関係性を築くことを目指しています。醤油を使い分けることで、料理はもっと美味しくなります。ぜひこのプロジェクトを通じて、日本の醤油文化を再認識し、お楽しみいただければと思います。
会社情報
- 会社名
-
株式会社伝統デザイン工房
- 住所
- 群馬県前橋市西片貝町5-4-8
- 電話番号
-
027-225-0012