中高生向けの看護体験イベント「ナスみら」開催
2025年11月9日に、東京都北区の北とぴあで「ナスみら」という名の看護体験イベントが行われることが決定しました。この取り組みは、マインヘルスケア株式会社(本社:熊本県宇城市)の「ナースライフバランス研究室」というオンラインコミュニティのメンバーが運営する「ナースまつり実行委員会」によって実施されます。イベントは、医療や看護に興味を持つ中高生とその保護者、教員を対象にしたもので、無料で参加できることが特長です。
「ナスみら」の魅力
このイベントでは、実際の医療現場を体験できるブースが設けられ、参加者はバイタルサインの測定、採血や点滴の実演、さらには妊娠や高齢者の疑似体験を通じて、看護のリアルを感じることができます。また、看護系の大学や専門学校による進学相談のブースも用意され、現役の看護師や看護学生とのキャリアディスカッションも行われる予定です。これにより、参加者は進学後や就職後の視野を広げることができます。
オープンキャンパスとの違い
「ナスみら」には、いくつかの利点があります。まず、現役の看護師が直接指導するため、よりリアルな看護体験が得られます。また、複数の学校が参加することで、各校の特徴を比較しながら進学の選択ができる点も重要です。さらに、中立的な情報が提供され、特定の医療機関に偏らない内容になっています。これにより、多角的に看護の仕事を考えるきっかけが生まれます。
参加者の視点を広げるために
「ナスみら」の最大の特徴は、中高生自身が実際に体験を通じて看護の魅力を体感できることです。このような体験は、進学や就職を真剣に考えるきっかけになるとともに、将来の進路を自身の意思で選択する力を育む助けとなります。その結果、安易な理由で進路を決めることなく、持続可能な看護職キャリアの形成に繋がると期待されています。
イベントの詳細
「ナスみら」の詳細は以下の通りです:
- - 名称:ナース未来まつり「ナスみら」
- - 日時:2025年11月9日(日)12:00〜18:00
- - 会場:北とぴあ展示ホール(東京都北区王子1丁目11−1)
- - 対象:医療・看護に関心のある中高生、その保護者・教員
- - 来場者数:300名見込み
- - 参加費:無料
公式イベントサイトには、さまざまな情報が掲載されています。ぜひご覧ください。
重要な社会課題
現在、看護師の約8割が「辞めたい」と感じているというデータがあります。一方で、看護という職業の需要は高まっており、そのギャップが社会問題になっています。「ナスみら」は、こうした矛盾を解決するための第一歩として、進学前から看護の魅力を直に体験できる場を提供しています。
今後の展望
「ナスみら」は、看護職に興味を持つ学生と教育機関、現役看護師とのつながりを深めることを目指しています。将来的には、これが看護人材不足の解消に繋がることを期待しています。また、本イベントを無料で開催するためには、協賛や寄付を募っており、支援してくれる方々の協力が求められています。
詳細な情報や寄付については、公式サイトでご確認ください。
このイベントを通じて、中高生が自身の未来を見据え、看護職についての理解を深める機会を得られることを期待しています。