「転生オルガン」展示
2025-04-02 13:27:32

大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンに展示される「転生オルガン」

大阪・関西万博で新たな循環の形を体験しよう!



2025年に開催される日本国際博覧会、通称「大阪・関西万博」のシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」に、特異なアート作品「転生オルガン」が展示されることが決まりました。リネットジャパングループ株式会社が製作を担当し、プロデューサーの中島さち子氏と共同で、人々に「いのちの循環」や「パソコン・リサイクル」に対する意識を深めてもらうことを目的としています。

転生オルガンとは?



この「転生オルガン」は、使用済みのパソコンの部品を再利用して作られた体験型オルガンです。展示中、訪れる人々は、このユニークなオルガンを通じてただの廃棄物と見なされがちなデバイスの部品に新たな価値を見出すことができます。

リネットジャapanは、小型家電リサイクル法の大臣認定事業者として、全国700以上の自治体と連携し、使用済パソコンや小型家電のリサイクルを推進しています。結果的に、約98%の資源が再利用され、環境負荷をほぼゼロに抑えることに成功しています。これにより、知的障がいのある従業員が活躍し、雇用の拡大にも寄与し、環境と福祉を両立させる取り組みへとつながっています。

見どころと楽しみ方



「転生オルガン」は、キーボードやメモリ、CPU、モニターなど、多種多様な電子機器の部品で構成されています。特筆すべきは、このオルガンがフットペダルを用いて音を奏でる点です。来場者は、ペダルを踏むことで音を生み出し、手での演奏と前後運動を自由に組み合わせて楽しむことができます。

この展示は、世代や性別を超えた多くの訪問者に歓迎されることを想定しており、音楽を通じて「いのちの循環」を体感してもらうことを目指しています。また、展示に参加することで、リサイクルの重要性や環境問題に対する理解を深めることが期待されています。

パートナーシップの重要性



製作過程では、株式会社TASKOと協力し、ものづくりの面白さを社会に広める試みも行われています。彼らの協力により、ただのリサイクルの枠を超えたアート作品として「転生オルガン」が完成しました。

環境意識の喚起



この展示は、単なるアート作品ではなく、パソコンリサイクルに関する深刻な社会問題を照らし出すものでもあります。日本国内では多くの使用済みパソコンが輸出され、海外で環境汚染を引き起こす事例が後を絶たず、これが国際問題としても取り上げられています。そんな中、「いのちの遊び場 クラゲ館」を訪れることで、来場者が日常生活の中でリサイクルを考えるきっかけになればと期待されています。

このように、「転生オルガン」は、ただの作品としてだけでなく、循環型社会の実現に向けた大切なメッセージを持つ存在となるでしょう。2025年大阪・関西万博での体験を通じて、一人一人がリサイクルについて考えるきっかけを提供してくれることでしょう。


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会社情報

会社名
リネットジャパングループ株式会社
住所
名古屋市中村区平池町四丁目60番12グローバルゲート26階
電話番号
052-589-2292

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