大網白里市と株式会社まいぱすが協定締結
2025年2月6日、株式会社まいぱす(本社:山口県防府市)は千葉県大網白里市と「高齢者支援推進に関する連携協定」を締結しました。この協定の目的は、地域の高齢者およびその家族が安全かつ安心して生活を送れる環境を整備することです。具体的には、ICT技術を活用した支援や、まいぱすが提供する終活支援のサービスを拡充することに焦点を当てています。
背景:高齢化の進行と地域包括ケアの必要性
大網白里市の高齢化率は34.8%で、これは千葉県の平均を超えています。今後20年以内に、千葉県全体でもその比率は上昇し、人口の3人に1人が高齢者になると予測されています。特に75歳以上の高齢者が増えることで、医療や介護に対するニーズも増加することが見込まれています。これに対抗し、地域包括ケアシステムの強化が急がれています。市の行政と民間企業が協力し、高齢者が住み慣れた場所で安心して暮らせる社会を作り出すことが求められています。
協定締結式での市長発言
締結式において、大網白里市の金坂市長は「本市では高齢者福祉計画を基に地域包括ケアシステムを推進しており、その実現には多様な主体の連携が不可欠です。まいぱすとの提携により、一層の推進が可能となります」と述べました。
まいぱすの取り組み
株式会社まいぱすは、終活支援に特化したサービスを展開しています。今回の協定を通じて、以下のような具体的な取り組みを進めていきます。
- - ICT技術の活用: 高齢者の見守りや生活支援、終活サポートの強化にICTを活用し、地域のニーズに応えます。
- - 業務効率化の推進: 介護事業者と行政との間でのシステム連携を強化し、情報の迅速な共有を図ります。
- - 研修プログラムの実施: 介護事業者や行政の職員に向けた研修を行い、高齢者虐待防止や情報開示に関するスキルを向上させます。
- - 終活ブックの普及: 自治体向けにカスタマイズした終活支援ツールを提供し、住民が円滑に終活を行えるようサポートします。
結論
この協定は、地域包括ケアのモデルケースとなることを目指しており、まいぱすが専門的知識を活かして地域に根ざした支援を行うことで、高齢者とその家族がより良い生活を送れる環境の構築に寄与することでしょう。今後も大網白里市とまいぱすは、協力しながら新たな高齢者支援の形を模索し続けていくとしています。地域社会全体の幸福度を高めるための一歩に期待が寄せられています。