株式会社PKSHA Technologyグループの一員である株式会社PKSHA Workplaceが、NEC VALWAY株式会社との提携により、新たに「NEC コミュニケーションDX支援サービス」の提供を開始しました。このサービスは、両社の強みを組み合わせ、AIと専門人材を活用した社内ヘルプデスク業務の刷新を目指しています。
提携の経緯と目的
DX(デジタルトランスフォーメーション)が進む今日、企業内におけるコミュニケーションの効率化は急務です。特に、ハイブリッドワークの進展により、社員間の情報共有や問い合わせの管理が重要視されています。しかし、先進技術の導入に伴うIT人材の不足が課題となっており、専門家の需要が急増している状況です。実際、2030年にはIT人材の供給が79万人不足すると予測されています。この問題に対処するため、NEC VALWAYの豊富なノウハウとPKSHA Workplaceの先進的なAI技術を融合させ、業務の効率化を図るべく提携が実現しました。この新サービスでは、NEC VALWAYの業務コンサルティングとPKSHAのAI技術によって、より迅速で効果的なサポートを提供し、企業のDX推進を後押しします。
NEC コミュニケーションDX支援サービスの特徴
新たに提供される「NEC コミュニケーションDX支援サービス」は、PKSHA AI ヘルプデスクを中心に構築されています。このサービスは、自然言語処理技術によるAI対話エンジンを活用し、ユーザーからの問い合わせに自動で応じることができます。また、FAQの自動生成や有人対応、問い合わせの管理機能が一体となったこのシステムは、社内業務を効率化する強力なツールです。これにより、社員の生産性向上が期待され、よりスムーズなコミュニケーション環境が実現されます。
今後の展望
PKSHAとNEC VALWAYの提携によって、社内ヘルプデスクの効率化だけでなく、ナレッジマネジメントの強化も見込まれています。AIを活用した新しいコミュニケーションフローの確立により、DX推進が一層加速することでしょう。両社は今後もこのパートナーシップを通じて、さらなる革新と価値創造に努めていく方針です。これにより、企業が直面する様々な課題を解決し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
NEC VALWAYのコメント
NEC VALWAYの佐藤雅彦氏は、この提携について「新型コロナウィルスの影響で、ヘルプデスク業務は一変しました。リモートとリアルが交差する新しい働き方において、ユーザーのニーズに応えるためにAIの活用がカギとなります。PKSHA社との今回の連携は、その解決策の一つです」と述べました。
このように、PKSHA WorkplaceとNEC VALWAYの協業によって生まれた「NEC コミュニケーションDX支援サービス」は、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速し、これからの働き方の新たなスタンダードとなるでしょう。