東京農村が敷く新たな農業の道
東京都内に位置する「東京農村」が、2017年のオープンから5周年を迎えました。この5年間、東京農村は食と農の魅力を発信する本拠地として、多様な活動を展開してきました。そして、夏至の日である6月21日には、「暮らしのなかの、農業。」をテーマにした特別なトークイベントが開催されることが決まりました。このイベントは、神奈川、千葉の先進的な農業者を招いて行われることが大きなポイントです。
暮らしと農業の関係性を再考
都市と農業の関係は、近年ますます重要なトピックになっています。特に東京のような大都市では、住宅地や商業地域と農業が隣接している状況を持つことが、都市農業の新たな可能性を秘めています。農業は、ただ食材を生産する場所であるだけではなく、消費者と直接つながる場ともなり得ます。このイベントは、そのような新しい都市農業の形を探る大きな一歩となるでしょう。
トークイベントの詳細
「東京農サロン・スペシャル」として開催されるこのイベントに登壇するのは、以下の農業者たちです:
- - 苅部博之さん(神奈川・野菜): 横浜市保土ヶ谷区にて「FRESCO」という人気の直売所を運営。日本農業賞特別賞も受賞した経歴を持つ。
- - 鵜殿敏弘さん(千葉・果樹): 千葉県松戸市にて「鵜殿シトラスファーム」を経営。直売所やレモンジュースのスタンドなど、6次産業化に取り組む。
- - 中村克之(国分寺・農業): 東京都国分寺市でイチゴや東京うどを栽培。地産地消プロジェクト「こくベジ」の中心メンバーでもある。
この特別な夜、参加者たちがどのように日々の農業を実践しているのか、また地域との住民との交流をどう考えているのかについて、忌憚のない意見が交わされることが期待されています。
食と農のコラボレーション
東京農村は、コワーキングスペース「東京農村クラブ」や、カジュアル酒場「野菜と酒 Sprout」で、農業者と消費者の接点を増やし、食文化の発信に力を入れています。これからの時代、農業はただの産業に留まらず、社会的な価値を持つ重要な要素として認識される必要があります。
先進的な農業者のメッセージ
登壇者たちは、農業が持つポテンシャルについて、消費者との新しい関係、持続可能な発展、そして都市生活の中での農業の重要性を力強く訴えかけることでしょう。このイベントを通じて、多くの人々が農業の魅力を再発見し、新たな農業の形に目を向けるきっかけとなることを願っています。
最後に
東京農村は今後とも、地域とのつながりを大切にしながら、都市における農業の未来を切り開いていくことを宣言しています。5周年を迎えたこの機会に、都市農業の新たな一歩を踏み出してはいかがでしょうか。ぜひ、お見逃しなく!