東大発ベンチャーAgICが新たに注目の電子回路ペンを発表
近年、3Dプリンターなどの登場により、アイデアを簡単に形にすることが可能となったMakerムーブメントが進んでいます。しかし、電子回路を自分の手で作ることは容易ではありませんでした。そこで、その課題を解決すべく、AgIC株式会社がこれまでに開発してきたのが、誰でも簡単に電子回路を描ける「AgIC Circuit Marker」です。
電子回路を描ける驚きのペン
AgICは、その特許技術を用いて、自宅にある市販のプリンターで電気回路が印刷できるカートリッジや「AgIC Circuit Marker」を提供してきました。このペンを使えば、簡単に「光るバースデーカード」や「ルームランプ」を作成できるという驚きの体験ができます。しかし、ユーザーから最も要求が多かったのは、「一度描いた回路を消せるペン」の存在でした。
新たな挑戦!消せる回路ペンの誕生
それに応える形でAgICは、今回新たに一度描いたパターンを消すことができるペンを開発しました。このペンを使うことで、まるで鉛筆で絵を描くように、何度でも描いたり消したりすることが可能になります。これまで電子工作に触れたことのない方や小さな子供でも、手軽に電子回路に挑戦できる新しいスタイルです。
電子工作キットも充実
AgICはペンだけでなく、LEDや電池、光センサーなどを含む電子工作キットも販売予定です。このキットを使えば、基本的な回路が簡単に作れるため、電子工作初心者でも安心して取り組むことができます。
Kickstarterで予約開始!
この新しいペンの予約は、2014年11月18日からKickstarterで受け付けています。製品の出荷は2015年3月を予定しており、目標金額は1万ドルです。日本からも予約が可能ですが、米Amazonのアカウントが必要となりますので、事前に準備しておくと良いでしょう。
興味がある方は、何を作ろうか想像しながら、ぜひAgICのKickstarterページを訪れてみてください。以下のリンクから予約ができます。
Kickstarterで事前予約はこちら
AgIC株式会社について
AgIC株式会社は、東京大学の運営する技術を基に、電子回路のプリント技術を商業化することを目指して2014年に設立されました。代表取締役社長は清水信哉氏で、同社は今後も革新的な製品を提供し続けることが期待されています。詳細な情報はAgICのウェブサイトをご覧ください。
AgIC公式サイト
この新しい電子回路ペンによって、クリエイティブなアイデアを形にすることがさらに身近なものとなるでしょう。ワクワクするような未来が待っているに違いありません。