春のTEPIA先端技術館で子どもたちの未来を体験しよう
東京都港区にあるTEPIA先端技術館は、春の訪れと共に「TEPIA Kids研究員になろう!」というテーマのもと、楽しい体験が詰まった春のイベントを開催します。このイベントは、3月18日から4月6日までの間、子どもたちに科学や技術の面白さを学んでもらうための特別企画です。参加は無料で、事前予約制となっています。
子どもたちに科学の楽しさを
春のイベントでは、実験やプログラミング、工作など、様々な体験プログラムを用意した「TEPIA Kids研究所」が設けられます。ここでは、白衣を着た子どもたちが研究員として、工作や実験、プログラミングを楽しむことができる体験ラリーも行われます。完成した作品を持ち帰ることができるオリジナルグッズも用意されていますので、子どもたちにとって忘れられない思い出になることでしょう。
特別プログラムのひとつとして、地球に優しいバイオマス素材を用いたレーザー加工機体験もあります。こちらでは、CNF(セルロースナノファイバー)を利用した新素材を使い、実際に機械を使用したものづくりの楽しさを体験できます。これは、3月18日から21日、23日、25日から29日、さらに4月1日から4日までのスケジュールで実施されます。
特別展示と最新技術の紹介
また、TEPIA先端技術館では特別展示も行われています。静岡県産の木材を使ったコンセプトカー「しずおかもくまる」は、カーボンニュートラルを目指す革新的な取り組みの一例です。このコンセプトカーは、トヨタ車体が開発した一人乗りEV「COMS」を基にしており、環境に優しい素材が用いられています。
さらに、小型月着陸実証機「SLIM」の衝撃吸収材に関する展示も注目を集めています。2024年に月面着陸に成功した「SLIM」は、3Dプリンティング技術を駆使した重要な素材への取り組みを象徴しています。
特別講座でさらなる学びを
イベント期間中には様々な特別講座が開催されます。例えば、環境配慮型プラスチックを学ぶ講座や、コットンとプラスチックを融合させる新しい素材の紹介、さらには3Dモデリングのワークショップなど、多彩な内容が揃っています。こうした講座は事前申込制で、各種講座の詳細や申込方法はTEPIAのウェブサイトで確認できます。
常設展示で未来を感じる
また、常設展示として「第18回キッズデザイン賞TEPIA特別賞」の受賞作品、「BOCCO emo」も展示されます。このロボットは、子どもたちの生活習慣をサポートするために設計され、音声メッセージのやりとりや予定の通知など、楽しく便利な機能を備えています。
施設の基本情報
TEPIA先端技術館は、次世代を担う子どもたちに向けて、解決すべき社会的課題や先端技術について分かりやすく紹介する施設です。入館は無料ですが、事前予約が必要です。予約はTEPIAの公式ウェブサイトから行えます。休館日は毎週月曜日で、祝日の際は翌平日に振替となります。アクセスは東京メトロ銀座線の外苑前駅から徒歩約4分です。
新しい技術と楽しい体験が詰まったTEPIA先端技術館の春イベントで、ぜひ家族全員で訪れてみてはいかがでしょうか?