ネットスターズがオンライン集金システムを発表
株式会社ネットスターズ(東京都中央区)が、オンライン集金業務のDX化を図る新システムを開発した。特に教育業界など、これまでオンライン決済が普及しきれていない分野で、事業者と顧客、両者にとって利便性が高まるサービスを実現している。
このシステムでは、顧客情報を管理画面に集約し、決済用のURLを含むメールやSMSを一斉送信できる機能が特徴だ。これにより、事業者は集金業務を効率化し、未納金などのイレギュラーな支払いに対しても、任意のタイミングで柔軟に対応することが可能となる。顧客は、受け取った通知をもとにスマートフォンやPCから簡単に支払いを済ませることができるため、従来の煩雑な手続きを省略できる。
システムの特徴
システムの主な機能には、CSVフォーマットの柔軟なカスタマイズ、決済用URLの有効期限管理、リアルタイムの決済状況確認、そして多様な決済手段への対応が含まれている。特に、事業者が既存の業務フローに合わせてCSファイルのフォーマットをカスタマイズできることは、大きな利点だ。これにより、現場でのデータ変換作業を不要にし、業務の効率化を図れる。
また、決済用URLには有効期限が設けられ、支払い期限を過ぎると自動的に無効になるため、誤送信や重複決済のリスクが軽減される。管理画面では決済状況をリアルタイムで確認でき、履歴のCSV形式でのエクスポートも可能だ。
多様な決済手段
システムは「StarPay」を含むマルチ決済ゲートウェイと連携しており、QRコード決済(PayPay、楽天ペイ、d払いなど)やクレジットカード(Visa、Mastercardなど)、コンビニ決済をサポート。導入企業はそれぞれのニーズに応じて適切な決済手段を選択できる。
利用シーンの想定
このオンライン集金システムは、塾や習い事の月謝支払い、保険料金、臨時の講習代など、さまざまな利用シーンを想定している。特に、月謝支払いの遅延がある場合には、迅速に未納金の対応が行えるのが大きなポイントだ。
ネットスターズの今後
ネットスターズは、2009年に設立され、以来、ゲートウェイ事業を展開。2015年には中国のQRコード決済サービス「WeChatPay」を日本に導入し、以降もマルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」を展開している。今後も、さまざまな事業者の課題を解決するDXソリューションを提供し続けることが期待される。詳細は公式サイト(https://www.netstars.co.jp/)で確認できる。
※ QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。