犬猫に特化した腸内フローラ検査、「byOm」が動物病院用プランを開始
株式会社Foremaが提供する「byOm(バイオーム)」が、犬や猫の腸内フローラを検査する新たな動物病院向けプランを発表しました。このプランは2026年9月10日から提供がスタートし、獣医療の現場において腸内フローラの解析を一層進めることを目指しています。
この「byOm」は、犬や猫の便や唾液を用いて次世代シーケンサー(NGS)を利用し、腸内細菌の種類や構成を可視化するサービスです。そのため、飼い主が自宅で簡単にサンプルを採取し郵送することで、50項目以上の詳細な解析結果を、約6週間のうちに手に入れることが可能です。一般向けのサービスは、税込19,800円という価格で展開されています。
新たな動物病院用プランの特徴
この動物病院用プランの最大の特長は、検査項目のカスタマイズが可能な点です。一般向けサービスと異なり、獣医師が必要とする解析項目に応じて、特定の細菌の検出比率や、LPS(リポ多糖)の推定値、さらには群集構造の比較など、細かいデータを追加解析することができます。これは、慢性腸症など症例に応じて異なるニーズに対応するために設計されています。
また、非定型的な要素を考慮した個別対応も行われており、過去に蓄積された多くのデータを参照しながら、動物病院ごとの特性に基づいた解析に対応します。これにより、より具体的な分析結果を提供し、獣医師が実際に診療に役立てることが可能です。
さらに、「byOm」では複数の系統に属するデータベースを活用し、それぞれの長所を生かした多角的な検証を行っています。このように、科学的な裏付けに基づいた解析を通じて、患者の健康管理に寄与することを目指しています。
自社ラボによる高精度の解析
「byOm」の解析は全て、広島県山県郡にある自社研究施設「Forema Labo」で行われています。このラボは山口大学との共同研究を経て設立され、最新の技術で腸内フローラの解析を進めてきました。これまでに3,000頭以上の犬や猫の分析を行い、動物園内の生物や野生動物の腸内細菌の解析も手掛けており、非常に多様なサンプルをもとにデータを収集しています。
また、自然界から新たな微生物を定期的に単離・培養することで、プロバイオティクスの開発にも取り組んでいます。この知見は「byOm」のサービスに直接活用されており、他社にはない信頼性を誇るデータの基盤を築いています。
今後の展開と期待
「byOm」は今後、解析指標のさらなる充実を図りつつ、特定の疾患に対するフォーカスを強めた解析メニューの提供も検討しています。この新たなプランによって、犬や猫の健康維持に役立つだけでなく、獣医療における腸内フローラへの理解が深まることが期待されています。
会社概要
- - サービス名:byOm 動物病院用プラン
- - 提供開始日:2026年9月10日
- - 対象:動物病院・獣医師
- - お申し込み:専用申し込みフォーム
- - お問い合わせ: Forema問い合わせページ
- - 所在地:広島県山県郡安芸太田町津浪785-2
- - 代表者:小泉靖宜
- - 事業内容:ペットフードおよびサプリの設計と販売、腸内細菌叢解析サービスの提供、研究開発
- - URL: Forema公式サイト
このように、動物病院向けの「byOm」プランがスタートすることで、獣医医療の進化に寄与し、犬や猫の健康促進が大きく期待されることになりそうです。