新たなライフスタイルを創出するクリエイティブファームhide kasuga & PARTNERSの挑戦

新たなクリエイティブファームの設立

2023年、日本のクリエイティブシーンに新たな風が吹き込まれました。春日秀之氏が代表を務める「hide kasuga & PARTNERS」が、プロダクトデザイナーの根津孝太氏と清水慶太氏をパートナーとして迎え、正式に始動しました。この新しい取り組みは、2020年代の複雑な社会情勢を背景に、日本特有の感性と科学技術を融合させた「令和モダニズム」に取り組むものです。

令和モダニズムとは？

「令和モダニズム」とは、日本人が主体となって築いてきた技術力と伝統文化が交わることで生まれる新しいライフスタイルであり、感性と技術の調和を図ろうとする試みです。春日氏はこの理念を基に、「hide kasuga & PARTNERS」設立を発表しました。

「素材のシンクタンク」として2012年に設立されたhide kasugaグループは、自社の活動を通じて素材の可能性を引き出してきました。新型コロナウイルスによって世界が苦境に立たされる中、今こそ日本の生活様式を根本から見直すチャンスだと春日氏は考えています。

デザイナーたちの参画

新プロジェクトには、根津孝太氏と清水慶太氏という著名なプロダクトデザイナーが参加。根津氏は、学生時代から「素材が変わらなければ、モノは変わらない」という思いを持ち、様々な素材を用いた製品開発に取り組んできました。彼は独自性の高い取り組みを株式会社hide kasuga 1896と共に推進することになり、自身の経験を活かして新しいプロジェクトに参加することに大きな期待を寄せています。

一方、清水氏は「金継ぎ」の知恵を現代に生かし、日本が培ってきた技術力を基に、循環型社会の実現を目指しています。SDGsの観点からも、日本の民間企業が派生する流れを先導する意義が強調されました。

クリエイティブの力

また、エグゼクティブアドバイザーには著名な建築家、隈研吾氏が名を連ねています。隈氏は世界中で評価される建築作品を手掛ける傍ら、環境や文化に根ざしたデザインを通じて新しい素材の可能性を探求してきました。その思想も「hide kasuga & PARTNERS」に強いインパクトを与えることでしょう。

この新しいクリエイティブファームは、様々な専門家たちの知恵を集約させることで、新たなプロダクトやライフスタイルの提案を行います。規模や国を越えて、新しい価値観を実現するべく、彼らの挑戦から目が離せません。