建設業界の未来を切り開く新たなAIエージェント
建設業のデジタル化を推進する株式会社CONOC(コノック)は、日本のAI関連企業であるJAPAN AI株式会社と共同で、建設業界に特化したAIエージェント「ゲンバフォトAI」と「ゲンチョウAI」を開発し、2026年9月1日からのサービス提供を開始します。
背景と課題
日本の建設業は、52兆円という巨大な市場規模を誇りますが、デジタルトランスフォーメーション(DX)を導入している企業は約20.7%、AIを活用している企業はわずか9.4%という現実があります。この状況の中で、特に労働力の高齢化や人手不足が深刻な課題となっています。さらに、2024年には労働時間の上限規制が適用されるため、限られたリソースの中でいかに業務を効率化するかが、経営者にとっての大きなテーマとなっています。
一方、建設現場では「記録業務」が常に負担となっており、現場で撮影した写真の整理や調査結果の記録を手動で行う必要があります。これらの作業は専門性がないにもかかわらず、大きな時間を奪う要因となっています。
新たなAIエージェントの登場
CONOCは、これらの課題解決に向け、AIエージェントを開発しました。「ゲンバフォトAI」は、現場で撮影した写真を自動で整理し、分類・台帳を作成することで、従来の煩雑な手作業を一挙に簡素化します。これにより、工種ごとのフォルダ分けや撮影順の並べ替え、台帳への貼り付けなどが不要となり、業務の効率が向上します。
続いて「ゲンチョウAI」では、現地調査の際に音声で記録した内容を基に調査シートを生成します。これまで手動で行われていた確認作業をAIが代行することで、現場での負担を大幅に軽減します。また、AIが記録漏れを検知し、必要な確認事項を提示するため、調査の精度も向上。このように、記録業務から解放されることで、現場の作業者は本来の作業に集中できる時間を取り戻すことができるのです。
AIエージェントの特徴
1.
ゲンバフォトAI - 現場写真を整理する作業をAIが支援。写真の自動判定や黒板情報の読み取り機能が特徴。
2.
ゲンチョウAI - 調査の音声記録から自動でシートを生成し、確認漏れを検知します。結果はExcelやPDF形式で出力可能。
今後の展開
CONOCとJAPAN AIは、今後もAIエージェントの開発を進め、見積もりや原価管理といった他の業務領域への対応を拡大していく予定です。また、AIと建設業務データを統合することで、さらなる業務効率化を目指します。
氏名や職務年数に基づく蓄積された業務データと専門知識を生かし、まさに「入力ゼロ、確認だけ」で業務が遂行できるような環境の実現を共に目指すという目標があります。これにより、建設業の労働環境が改善され、次世代の人材が活躍する場が広がることが期待されます。
会社概要
CONOCとJAPAN AIは、それぞれの分野で専門性を持った企業です。CONOCは建設業のDX化を推進し、JAPAN AIはAI関連製品の開発を行っています。この2社の強みを組み合わせることで、建設現場の未来が大きく変わる可能性を秘めています。
今後も、建設業界における業務変革を実現するための新たな取り組みが続いていくことでしょう。業界の皆様には、ぜひ注目していただきたいと思います。