カンナビノイド食品のガイドライン
2025-04-23 09:27:54

全国大麻商工業協議会がカンナビノイド食品のガイドラインを発表

全国大麻商工業協議会がカンナビノイド食品のガイドラインを発表



2025年4月23日、一般社団法人全国大麻商工業協議会(以下、当協議会)は「カンナビノイド含有食品に関するガイドライン」を策定し、発表しました。このガイドラインは、CBD、CBG、CBNなどのカンナビノイドを含有する食品製品に対して、自主的な品質基準や表示、広告、流通、販売管理に関する指針を示すものです。

背景と目的


2019年12月の法改正後、我が国におけるカンナビノイド製品の流通は拡大していますが、安全性の確保と消費者保護が重要な課題となっています。当協議会は、関係事業者が倫理的かつ持続可能な形で製造・販売を行えるよう支援することを目的としています。

ガイドラインの主要内容


ガイドラインは以下のような構成項目から成り立っています。

1. 製品表示の標準化
カンナビノイド含有量や由来原料、摂取目安を明記することで消費者への透明性を確保します。

2. 安全性の確保
THC非含有証明や重金属・農薬検査など、製品の安全性をチェックするための基準を設けています。

3. 広告・表示ルール
薬機法および景表法に基づく表現制限や、公序良俗に充分配慮した広告表示を求めます。

4. 販売における年齢制限
未成年者への販売基準を設定し、妊娠中や運転時の注意も促しています。

5. 保管・流通に関する留意点
適切な温湿度管理やリコール体制の整備が求められます。

6. 法令遵守と行政協調
厚労省や消費者庁との連携を強化することで、ガイドラインを継続的に見直す必要があります。

消費者安全の確保


このガイドラインは、消費者に対して安心して製品を使用できる環境を整えることを目指しています。具体的には、カンナビノイドの種類や由来、原材料の生産国など、詳細な情報を開示することが重要です。さらに、使用方法や注意事項を明記し、個人差による体調不良が生じる可能性についても言及しています。

認証の重要性


製品に対しては第三者機関による確認(COA)を行い、信頼性の高い検査機関に依頼した評価を消費者に提供することが重要視されています。これにより、消費者が自ら情報を確認できる透明性の確保を図ります。

今後の取り組み


当協議会は、法制度や科学的知見の変化に応じて、ガイドラインを定期的に見直し、業界および社会への啓発活動を続けていく計画です。また、事業者向けの研修やセミナーを通じて、より明確な情報提供が求められています。

この新たなガイドラインは、カンナビノイド含有食品に関わる懸念点を整理し、消費者の安全を第一に考えた事業活動をサポートするものです。今後、この基準に従った製品開発や販売が進むことを期待しています。

お問い合わせ先


全国大麻商工業協議会では、取材依頼や詳細情報を随時受け付けています。興味のある方はお気軽にご連絡ください。



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会社情報

会社名
一般社団法人全国大麻商工業協議会
住所
神奈川県綾瀬市小園1086
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