EPファーマラインとExaMDの業務提携
株式会社EPファーマライン(EPPL)は、エクサウィザーズグループのExaMDとともに、医療用AI歩行分析アプリ「LocoStep」の販売および流通に関する業務提携契約を締結しました。この提携により、SaMD(Software as a Medical Device)の販売および債権管理を包括的にサポートする新しいビジネスモデルを構築します。
新たな販売スキームの背景
近年、医療業界ではテクノロジーを活用したソリューションの需要が高まっていますが、特にSaMDの流通モデルは未だ発展途上です。医療機関へサービスを提供する上で、スタートアップ企業は営業網の構築や契約業務の負担が大きく、新しい市場への参入が難しい現状。この課題を解決するために、EPPLは自身の医療業界における豊富な経験とリソースを活用し、ExaMDの先進的なAI技術と組み合わせて、効率的でスケーラブルな販売モデルを確立しました。
提携の成果: ハイブリッド型情報提供体制
EPPLは、医療機関との関係構築において専門的な知識を有するメディカルコミュニケーターと、全国の医療機関への訪問に長けたMR(Medical Representative)を連携させたハイブリッドな情報提供体制を実現します。この体制を新たなスキームに活用することで、治療現場のニーズに応じた効果的な情報提供が可能となります。
デジタルツールの活用
本提携によって、EPPLは医療現場における煩雑な業務をデジタルツールで簡素化することが目的です。プロモーションから契約、請求、支払い管理に至るまで、すべての業務を一元管理し、医療機関が本来の業務に専念できる環境を提供します。これにより、医療従事者の負担を軽減し、医療行為の質を高めることが期待されます。
今後の展開
EPPLとExaMDは、まず「LocoStep」の販売においてこの新型スキームの運用を開始します。実際の運用によって得られるデータとフィードバックを元に、さらにスキームを洗練し、広く医療分野でのデジタルヘルスサービスを普及させていく方針です。また、両社は臨床開発から販売、流通に至るまで、一貫したサポート体制を整え、未病や予防に向けた新しいヘルスケアサービスの提供を目指します。
結論
EPファーマラインとExaMDの提携は、医療業界におけるデジタル革新を促進する重要なステップです。医療技術の進化を体現し、より多くの医療機関と患者に対して高品質なサービスを提供することが期待されています。今後の動向に注目が集まります。