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フィリピン人技能実習生が三和ドックに着任

フィリピン人の技能実習生6名が2023年9月1日、広島県尾道市にある三和ドックに着任しました。これは株式会社商船三井が運営する外国人材コンサルティング会社MM EMPOWER CORP.との協力によって実現したもので、三和ドック初の試みとして注目されています。

フィリピン人技能実習生の採用背景

商船三井は、外国人船員の採用と育成に豊富な経験を持ち、三和ドックが求める機関部員や船舶用エンジンの整備において、優れた人材を確保してきました。これまで約15年にわたりベトナム人の技能実習生を受け入れていた三和ドックにとって、フィリピンからの実習生の受け入れは新しい一歩となります。

日本の文化を学ぶ

今回採用された6名の実習生は、まずフィリピン国内で約5ヵ月かけて日本語や日本の文化を学習し、その後日本に渡航しました。2023年8月には日本に来日し、1ヵ月の日本語研修を修了してから三和ドックへ着任しています。これにより、彼らは日本の技能や技術を身につけ、機関部の仕上げ業務に従事します。

多様性の推進と持続可能な発展

商船三井と三和ドックは、「海路平安」を理念に置き、船舶修繕や改造を専門とするドックとして、国境を越えた人材と企業のつながりを深めていくことを目指しています。海に関連する業界全体の持続的な発展に貢献するために、さまざまな国からの人材を受け入れることが不可欠です。

企業概要

• - 株式会社商船三井

所在地：東京都港区虎ノ門2丁目1番1号
代表者：代表取締役社長 橋本剛
設立：1884年5月
事業内容：海運業など

• - 株式会社三和ドック

所在地：広島県尾道市因島重井町600番地
代表者：代表取締役会長 寺西勇、代表取締役社長 寺西秀太
設立：1961年10月
事業内容：船舶の修繕サービス、改造工事におけるエンジニアリング事業

まとめ

フィリピン人技能実習生の受け入れは、三和ドックの人材の多様化を進める重要なステップとなります。今後、彼らがどのように成長し、貢献していくかが注目される中、商船三井と三和ドックの取り組みはさらに広がっていくことでしょう。

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