Indobox、インドでの事業を拡大
愛知県名古屋市に本社を置くIndobox株式会社が、2024年12月24日にインド現地法人「Indobox India Private Limited」を設立しました。新たな拠点はインドのテランガナ州ハイデラバード市に位置し、スタートアップ支援施設T-Hub内に設けられます。
この法人設立の背景には、Indoboxが日本企業のインド進出支援やインド人材育成を進めてきた実績があります。2023年5月に日本法人を設立して以来、約230名の関係者に対してインドの理解を促進してきました。これにより、多くの企業や団体がインド市場への関心を深め、次のステップへ進む道筋を築いてきました。
T-Hubとのタッグでさらに広がる事業ネットワーク
T-Hubは「ネクスト・バンガロール」と呼ばれるハイデラバード市で、インド最大のインキュベーションセンターです。ここでは、国内外の企業や教育機関に向けた独自のアクセレレーションプログラムが提供されているため、Indoboxにとっても戦略的な拠点となります。2024年5月には、日本企業やスタートアップ、教育機関との連携をより強化するために、T-Hubとの間でMoU(覚書)を締結しています。
これにより、Indoboxは日本とインド両国のビジネス環境を活かした事業を推進し、迅速な展開を実現する考えです。
エコシステムの構築を目指して
Indobox Indiaの設立によって、既存事業を日本とインドの両面から展開できる体制が整い、新たなビジネスの展開が期待されています。特にインドの市場は急成長を遂げているため、インドにおける人材を強化し、事業支援にとどまらない主体的なリーダーシップを発揮する方針です。
さらに、インドの関連機関や団体とのパートナーシップを深め、産業連携や人材育成の強化を図る中で、日本での就業機会にもつなげていく方針です。これにより、相互に補完し合えるエコシステムを構築し、両国の強みと弱みをバランスよく活用していきます。
Indoboxのビジョン
Indobox株式会社が掲げるビジョンは「日本とインドの融合により、新たな価値を生みだす」です。このビジョンのもと、同社は市場調査から現地視察、戦略策定、法人設立に至るまでのワンストップサポートを提供しています。また、インド企業とのビジネスマッチングや団体向け視察ツアーの開催、インド人材の日本への展開、学生向けの教育研修など、多岐にわたるサービスを展開していることが強みです。
インドの大学やビジネススクールとも連携し、人材育成や日本語教育、日本での雇用機会の創出にも注力しており、さらなるサービスの質向上を目指しています。
インド市場への進出を目指している企業や団体にとって、Indoboxは信頼できるパートナーとして成長していくでしょう。