障がい者と健常者が共に楽しむユニバーサルビーチフェス
2024年8月24日、山形県鶴岡市の「マリンパークねずがせき」で開催された「ユニバーサルビーチフェス」。このイベントは、障がい者と健常者の共生を促進することを目的とし、海を通じたコミュニケーションを重点においています。このフェスは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として行われ、次世代に美しい海と人々のつながりを引き継ぐための活動でもあります。
開催概要
- - 開催場所: マリンパークねずがせき(山形県鶴岡市鼠ヶ関)
- - 参加人数: 213名(のべ人数)
- 障がい者施設利用者: 61名
- 家族: 7名
- 施設職員等: 22名
- 協働団体等: 53名
- 一般の海水浴客: 38名
- 地域自治会・観光協会など: 9名
- 運営スタッフ: 23名
- - 参加施設: みんなのそら・にじ、全国脊髄損傷者連合会県支部、B-work
天候と参加者の体験
当日は、前日の豪雨予報にもかかわらず、奇跡的に晴れ間が見え、無事にイベントが開催されました。参加者の中には、車いす利用者であるお母さんと一緒にビッグサップを楽しむ子どもたちの姿があり、海での楽しさを共有していました。最初は緊張していたお子さんも、帰る頃には満面の笑みを浮かべていました。
カヤックやサップを体験した子どもたちは、指導を受けた後、楽しみながらスムーズに活動をこなす姿が見られました。特に、障がいのある子どもたちと健常者の子どもたちが一緒に乗り込んで海を楽しんでいる様子は、心温まるものでした。日差しが柔らかく、絶好のマリンアクティビティ日和となり、参加者たちはそれぞれの能力を生かし、活動を満喫しました。
参加者の声
参加者から寄せられた声は感動的でした。保護者の一人は、「普段は怖がりで何もしようとしない子が、嬉しそうに海で遊ぶ姿を見て感激しました。」と語り、障がい者の方は「車いす生活35年。まさか海に漕ぎ出せるなんて、奇跡だよ、最高!」と喜びの声を上げました。また、児童からは「カヤックができるようになったから、また来たいです。楽しい!」といった興奮した感想が寄せられました。
まとめ
このユニバーサルビーチフェスは、障がい者と健常者が共に楽しむ場を提供し、参加者それぞれが海の魅力を体感する貴重な機会となりました。ドリームやまがた里山プロジェクトの活動を通じて、今後も地域活性化や社会貢献が進むことが期待されます。海と日本プロジェクトを応援しながら、さらに多様性を尊重した社会の実現に向けて、私たちも一緒に取り組んでいきましょう。