学生が開発した新しい会話要約AI「peek」
近年のデジタル社会において、効率的なコミュニケーションが求められています。そんな中、高校生と大学生から成るビジネスコミュニティ「First off Projects」が開発したAI会話記録サービス「peek」が、さらに進化を遂げてリリースされました。これにより、会話の記録がより便利で効率的に行えるようになっています。
「peek」の新機能と改良点
今回のアップデートでは、これまでの展示会などでのフィードバックを基に、実際の利用シーンに対応したさまざまな機能が追加されています。授業の記録やアイスブレイク、ブレーンストーミングの会議など、議事録を形式張らずに記録したいシーンでの利用が可能になりました。従来の視覚化機能を残しつつ、スマートフォンやタブレットでも手軽に使えるように改善されています。
「peek」は、会話をリアルタイムで要約し、その内容を視覚化することが特長です。会議やアイスブレイクでの会話がリアルタイムで要約され、生成された内容は簡潔に確認できるため、重要なポイントを逃すことがありません。これにより、ユーザーはより迅速に情報を把握できるでしょう。
ブラウザで無料利用可能
「peek」は、インターネットブラウザから無料でアクセスできるため、特別なアプリのインストールが不要です。パソコン、スマートフォン、タブレットのいずれからでも気軽に利用できるため、すぐに記録をスタートできます。時間や場所を問わず、様々なシーンでの活用が期待されています。
「ツッコミpeek」の登場
アップデートの新機能として、「ツッコミpeek」というユニークな機能が開発中です。これは、会話中にユーモアのある「ツッコミ」を加えることで、会話をより活性化させる目的があります。会話の盛り上がりを狙うこの機能は、アイスブレイクなどの場面で特に役立つでしょう。
学生の声を反映した開発
「peek」は、First off Projectsに所属する学生たちによって開発されました。このチームでは、従来の議事録サービスの課題に着目し、「どんな内容が話されていたのか」が把握しにくいという問題を解決するために取り組みました。学生から寄せられた「授業のノートを取りたい」や「隣のグループが何を話しているのか知りたい」といったニーズに応えることで、このサービスが誕生しました。
今後の展望
「peek」は今後、記録した要約の保存機能や、要約をもとに様々な質問に答えるチャットボット機能の開発を進めていく予定です。「議事録を取るほどではないが、記録を残したい」といった多様なニーズに応えるサービスとして成長していくことを目指しています。
First off Projectsとは
First off Projectsは、高校生と大学生によるビジネスコミュニティです。スタディメーター株式会社の研究機関として、メンバーは資金や学習機会の支援を受けつつ、自身の興味に基づいたサービスの開発や学習レポートの作成を行っています。これにより、新技術に関する知見や新規事業創出の事例を同社に還元しています。
スタディメーター株式会社のビジョン
スタディメーター株式会社は、個人や企業、未来の社会を一歩前に進めるため、デジタル人材育成やオンライン学習サービスの企画・開発、新規事業開発などを支援しています。「挑戦したくなる世界」をビジョンに掲げ、新しい一歩を踏み出したい人々をサポートしています。
「peek」は、学生たちの斬新なアイデアと情熱から生まれたプロジェクトです。今後の展開に期待が高まる中、ぜひあなたもこの便利なAIサービスを体験してみてはいかがでしょうか。