新しい仮想デスクトップ環境を変える「RunDX DeviceControl for Virtual」
株式会社ラネクシーが2023年5月21日に発表した「RunDX DeviceControl for Virtual」は、仮想デスクトップ環境でのデバイス制御を大幅に向上させる新しいセキュリティソリューションです。この革新的なシステムは、企業の業務効率化やリモートワークの推進を目的に設計されており、特にさまざまな周辺機器の制御を柔軟に扱うことができる点が特徴です。
近年、企業において仮想化されたデスクトップやアプリケーションがますます普及していますが、その反面、セキュリティや運用上の理由から管理者が周辺機器の利用を制約するケースも多く見られます。このような状況は、業務の効率を低下させ、特に使用したいデバイスが許可されていない場合には大きな問題となります。これに対処するために、「RunDX DeviceControl for Virtual」は開発されました。
仮想デスクトップ環境での柔軟な制御
この新システムでは、管理者がユーザーごとに異なるセキュリティポリシーを設定できるため、特定のデバイスの許可や禁止、また読み取り専用の設定が可能です。また、USBメモリのベンダーIDやプロダクトID、シリアル番号を基に特定のデバイスの使用を許可するストレージホワイトリスト機能も搭載されています。
このように、管理者はセキュリティポリシーを柔軟に調整しつつも、ユーザーは従来通りの操作感を維持することができるのです。例えば、USBメモリ全般の利用を禁止し、信頼できる特定のデバイスのみを利用可能としたり、USBメモリへ書き出す際のデバイス操作ログを取得することで、より高いセキュリティを実現します。また、仮想デスクトップ環境でのプリンタの利用も適切に制限することができます。
導入によるメリット
「RunDX DeviceControl for Virtual」の導入は、企業にとって多くのメリットをもたらします。仮想デスクトップ環境 (VDI) でも、物理端末と同じように業務効率を下げず、安全な利用が可能です。特定のデバイスを許可することで、運用の自由度が増し、業務のスピードアップが期待できるでしょう。
この製品は、Citrix Virtual Apps and DesktopsやAzure Virtual Desktopを含むさまざまな仮想デスクトップ環境に対応しており、多くの企業で効果的に利用されることが予想されます。
ラネクシーの展望
ラネクシーは今後も「RunDX」シリーズを通じて、企業の情報セキュリティを強化し、業務の効率化を図るためのソリューションを提供し続けます。仮想環境だけでなく、物理環境でも最適なセキュリティ対策を提案し、顧客のニーズに応える柔軟なサービスを目指します。
企業が直面する情報セキュリティのリスクに対して、ラネクシーは長年の知識と技術をもとに、より良いソリューションを提供しています。これからも、どのような環境においても安全に業務を行えるようサポートしていくことでしょう。
詳細情報
これらの機能の詳細については、
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