セガサミーHDが脅威インテリジェンスを強化、Recorded Future導入を決定

セガサミーHDがセキュリティ強化のためRecorded Futureを導入

株式会社インテリジェントウェイブ（IWI）は、セガサミーホールディングス株式会社（セガサミーHD）に対してセキュリティ脅威インテリジェンス「Recorded Future」を導入したことを発表しました。これは、現在の変化し続けるサイバーセキュリティ環境において、グループ全体の情報収集やセキュリティ対策を効率的に行うための重要なステップとなります。

導入の背景：新たな脅威情報の収集

デジタルトランスフォーメーションやIoT化が進む一方で、サイバー攻撃のリスクも急速に高まっています。特に、周辺のセキュリティが低い企業を利用した「サプライチェーン攻撃」が深刻な問題となっており、独立行政法人情報処理推進機構（IPA）が公開した「情報セキュリティ10大脅威 2024」でもこの攻撃が上位にランクインしています。このため、セガサミーHDは全グループ会社に向けて独自のセキュリティガイドラインを作成し、セキュリティレベルの向上に努めてきました。

In this changing landscape, a proactive approach to cybersecurity has become essential. This is why the decision to implement Recorded Future was made.

期待される効果：情報収集の効率化

従来、セガサミーHDでは社内メンバーが情報収集を行っていましたが、Recorded Futureの導入により、最新の攻撃トレンドや頻繁に使用される攻撃手法についての情報を短時間で効率的に集めることが可能になります。Recorded Futureは、世界中の100万以上の情報源から機械学習を活用して情報を分析しており、提供される情報により企業はより迅速にセキュリティ対策を実行できます。

IWIは、Recorded Futureを通じてセガサミーHDのプロアクティブなセキュリティ対策を力強く支援していく方針です。この取り組みは、企業が抱える様々な脅威を未然に防ぐことに繋がります。

Recorded Futureとは

「Recorded Future」は、通常アクセスしにくいインターネットの領域も含めた、膨大な情報を収集するサービスです。ダークウェブを含む多様な情報源から得られる知見を活用することにより、企業は社内のセキュリティアナリストやSOCチームのインシデントレスポンスを効率的にサポートできます。毎日のように5000万以上のドキュメントを収集し続けるこのサービスは、企業のセキュリティ対策を一層強化するための信頼できるツールとなります。

IWIについて

株式会社インテリジェントウェイブ（IWI）は、主に決済や金融、セキュリティ分野において企業のビジネスを支えるITサービスを提供しています。決済システムのネットワーク基盤の構築や金融業界向けのシステム開発に注力し、国内マーケットでの高いシェアを確保しています。特に、自社開発の情報漏洩対策製品をはじめ、セキュリティ領域でのソリューションを積極的に提供しています。

このように、IWIの取組みは企業のセキュリティ向上に不可欠であり、今後もセガサミーHDとのパートナーシップを通じて、ますます進化するサイバー脅威に対抗していくことが期待されています。