Miletosと弥生のコラボレーションで実現する新しい経費精算システム
2023年10月、Miletos株式会社(東京都中央区)が、弥生株式会社(東京都千代田区)に対してAIを活用した最新の経費精算システムをOEM提供することが発表されました。これにより、弥生株式会社が展開する「弥生 Next」というクラウドサービスブランドの顧客に、革新的な経費精算プロセスを提供することが期待されています。
背景と目的
Miletosが提供する経費精算システムは、データとAIを駆使して手作業による経費処理を自動化し、業務の効率を高めつつ、コスト削減や統制の高度化を実現します。弥生株式会社は「つながる、はじまる、もっといい未来」というコンセプトに基づき、サービス同士がスムーズに連携し、円滑な業務や経営を実現することを目指しています。
この新しいシステムは、10月17日より「弥生会計 Next」に組み込まれ、先行体験プログラムが開始されます。AIがレシートを自動で分類し、経費処理を効率良く進めることができます。また、今後はさらにAI機能の拡充を行い、弥生の顧客にとっての価値向上を図ります。
両社のコメント
弥生株式会社の執行役員、橋本武志氏は、「経費精算システムの提供を通じて、Miletos社の高いAIテクノロジーを用いた機能を早期に取り入れることができて嬉しい」と述べています。また、12月にはMiletosとの資本業務提携も予定されており、今後の経費精算システムの発展に期待が寄せられています。
Miletosの髙橋康文CEOは、「弊社の経費精算システムが弥生の顧客に届くことは光栄なことであり、これによってユーザーは煩わしい経費精算の業務から解放され、より価値のある業務に時間を費やせるようになる」と話しています。
弥生 Nextの概要
弥生は、スモールビジネスが直面する様々な課題に応える「事業コンシェルジュ」をビジョンに、会計や商取引、給与計算などのバックオフィス業務をサポートするソフトウェア「弥生シリーズ」を提供しています。「弥生会計 Next」は、2025年春以降の正式リリースに向けて機能を拡充していく計画です。
最後に
Miletosと弥生の提携により、AI経費精算システムの導入が進むことで、企業の業務プロセスが革新されることが期待されます。AI技術を活用した新しいプロセスは、作業効率を飛躍的に向上させ、企業がよりクリエイティブな活動に集中できる環境を作るでしょう。これからの展開に注目です。