新産業用ドローン導入
2025-10-22 09:33:58

トルビズオンが新たな産業用ドローン「Matrice 4 Enterprise」を取り扱い開始

株式会社トルビズオンは、福岡市中央区に本社を置くドローンビジネスの企業で、最新の産業用ドローン「DJI Matrice 4 Enterprise(M4E)」の取り扱いを開始しました。このドローンは、高精度の測位機能と先進的な複眼カメラ、レーザー測距を搭載しており、特にドローン航路の設計や検証に非常に適しています。さらに、大型物流機「DJI FlyCart 30」の販売を強化し、安全で効率的なドローン航路の設計から物資輸送までをワンストップで支援する体制を整えています。

ドローン航路設計の重要性


災害対応や地域における物流の実現に向けては、平時から「ドローン航路に関するデータ整備」と「ドローン配送体制の構築」が欠かせません。M4Eはその測量精度が非常に高く、ドローン航路の計画に必要な地図や点群データを迅速に整えることができるため、その重要性はますます増しています。また、FlyCart 30は重い荷物の確実な搬送を可能にし、設計したルートを実際の運用に結びつけます。この二つのドローンを活用することで、「物流および災害両方に対応可能な柔軟なドローン航路」の企画から運用までのサイクルが大幅に短縮されます。

Matrice 4 Enterpriseの特徴


M4Eは、4/3型の20MP広角カメラに加え、中望遠および望遠のトリプルカメラを搭載しており、一台で広域の把握から詳細の確認まで行えます。特に、メカニカルシャッターに対応しているため、撮影時の歪みが少なく、品質の高いオルソ画像や点群データを安定して取得できます。最大約1,800mのレーザー測距機能により、距離や高度を即時に把握し、障害物までの安全な余裕帯を定量的に管理することも可能です。さらには、RTK機能を標準装備しており、高精度な測位が実現。これによって、ドローン航路の飛行再現性が向上し、最大で約49分の飛行時間を実現しています。

迅速な運用と利便性


M4Eは、15秒で離陸できる高い起動性を持ち、現場に到着後すぐに運用することができるため、現場での作業時間を大幅に短縮することが可能です。また、AI検知機能を活用することで、車両の数や人の人数をカウントすることができ、安全性の向上にも寄与します。

M4EとFlyCart 30の連携


M4Eで取得した高精度のオルソ画像や3D点群は、そのままFlyCart 30の運航計画に組み込むことができ、レーザー測距により離着陸地点や障害物の位置を定量的に把握できるため、ドローン航路の安全性が飛躍的に向上します。実際に、帰り道のドローン航路がリアルタイムで画面に表示される様子も確認されており、効率的な運用が期待されています。

代表からのコメント


トルビズオンの代表取締役である増本氏によれば、M4Eの導入によりルート設計ワークフローが飛躍的に改善され、点群データやオルソ画像の生成が容易になりました。また、FlyCart 30の運搬能力を活用することで、設計した航路が実際の物流に活用される理想的な循環が実現します。

トルビズオンは、この二つのドローンを核として、地方自治体や企業と連携し、安全で持続可能なドローン航路インフラの全国展開を目指していく方針です。これにより、多様なニーズに応えることができる新しい物流網の構築が期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社トルビズオン
住所
福岡県福岡市中央区天神2-3-26ibb Fukuoka 304号室
電話番号
070-8487-9227

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