2026年卒の就活事情
2025-07-29 16:22:35

2026年卒業予定者の就活状況調査結果を発表

2026年卒業予定者の就活状況調査結果を発表



大学生協事業連合UNIVCOOPキャリアナビ事務局が発表した"26卒就活状況調査"の結果は、大学生の就職活動の実態を浮き彫りにしています。この調査は、2025年6月に行われ、特に大学生協組合員を対象に実施されました。調査結果の中から注目すべきいくつかのポイントを見ていきましょう。

現在の就活状況



調査結果によれば、就職活動は長期化し、学生が慎重に進路を決める傾向にあることが明らかになりました。内定を承諾して就活を終えた学生の割合は過去2年間と比較してわずかに減少しているのに対し、内定を獲得しながらも継続して就職活動を行っている学生の割合が増加しています。この変化から、学生が最終的な進路の決定において慎重さを増していることが分かります。

エントリー社数と内定獲得社数



エントリー社数の傾向は二極化が進んでおり、少数社へのエントリーが増加する一方で、多数の企業に応募する学生も見られます。特に、「1~5社」にエントリーする学生が25.6%と過去最高の割合を記録しました。この結果から、学生は応募先を厳選し、効率的に内定を得る「選択集中型」の就活スタイルを取っていると言えます。

内定獲得時期の早期化



内定獲得の時期も早期化が目立っており、2025年度までの傾向に比べると、12月以前に内定を得る学生が増加しています。このような早期選考やインターンシップを利用した内定の取得が増えていることが観察されます。特に、3月と4月に内定を獲得する学生が多いため、従来の内定獲得のパターンが変化していると考えられます。

就活開始時期とその評価



調査では就活開始時期のピークが5月に移行しており、低学年の学生からの動きも増えていることが明らかになりました。しかし、この早期化の中でも約3人に1人が「もっと早く始めれば良かった」と感じていることが分かります。このことから、早期に行動することが必ずしも満足度に繋がっているわけではないことが示唆されています。

志望業界の決定時期



志望業界の決定時期についても、早期化の傾向が見られますが、4人に1人は「特に決める期限はない」と回答しており、企業や職種で選ぶ方が重要という意識が伺えます。このように業界の選択よりも、企業や職種に重きを置いている学生が多いことが明らかになっています。

内定承諾の決め手



内定承諾の際には、学生が「やりたいこと」と「現実的な条件」を重視していることが特徴的です。特に給与面や働き方に対する重視が高まっており、物価上昇や働き方改革の影響を受けている現れと考えられます。これは学生が多様な要素を考慮しながら内定を検討していることを示しています。

インターンシップ参加状況



インターンシップの参加時期は早期化が進んでおり、対面形式の参加が特定の時期に集中する傾向にあります。また、インターンシップへの参加理由も「なんとなく参加」から「目的を持った参加」へとシフトしています。これにより、学生は自己理解や企業理解を深める機会としてインターンシップを活用していることが分かります。

この調査結果は、2026年卒業予定者の就職活動の実態を明るみにし、今後の就活の指針を示す重要な資料となっています。詳細な結果は、株式会社キャンパスサポートが運営する「ピタリク」にて公開されているため、興味のある人はチェックしてみてください。


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