南極犬ぞり横断30周年記念プロジェクト
南極の冬、厳しい環境の中での壮大な冒険を振り返る「THINK SOUTH FOR THE NEXT」シンポジウムが、11月10日に東京国際フォーラムにて開催されます。このイベントは、30年前に実行された世界初の南極犬ぞり横断を記念するものです。
ドキュメンタリー映画の上映
シンポジウム当日、日本初公開となるドキュメンタリー映画「Trans-Antarctica Expedition」が上映されます。この映画は1989年に行われた南極犬ぞり横断の冒険を捉えたもので、舟津圭三氏をはじめとする国際的な冒険家たちがどのようにして過酷な地を踏破したのかを映し出しています。過去の映像や冒険の背景を知ることで、今の私たちが直面する環境問題について考えるきっかけにもなるでしょう。
映画上映に先駆けて、少しだけその内容を知ることができる予告ムービーも9月20日から公式サイトで公開されています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
(参考URL:
THINK SOUTH公式サイト)
特別トークイベント
映画上映後には、トークイベントも予定されています。舟津圭三氏を筆頭に、アメリカ、フランス、ロシア、中国、イギリスの冒険家たちも登壇し、各国の視点から環境や冒険への思いを語ります。彼らの話を通じて、若い世代が何を学べるのか、何が求められるのかを深める貴重な機会になること間違いありません。
FM Festival2019との連携
さらに、このイベントに関連した特別なラジオ番組「FM Festival2019 未来授業 プレスペシャル」も予定されています。10月20日の放送では、舟津氏と旅する写真家の石川直樹氏が、30年前の冒険を振り返りながら、未来の世代に向けたメッセージを送ります。この番組は、地球の環境問題や冒険への理解を深める内容となっています。
当時の冒険の意義
1989年7月27日、南極大陸を横断した国際チーム。その挑戦は、環境保護の重要性を訴えかけるものでした。彼らは、犬ぞりという古くからの方法を用いて約4000マイル(約6400キロメートル)の道のりを歩みました。この挑戦は、ただの冒険ではなく、地球環境への警鐘としての意味も持っていました。
次世代への継承
「THINK SOUTH FOR THE NEXT」は、当時の冒険が持つメッセージや精神を次世代へとつなげるためのプロジェクトです。この取り組みを通じて、私たちが直面する環境問題や冒険心の必要性を再認識し、行動を起こすことが求められています。
まとめ
南極犬ぞり横断30周年を記念したこのシンポジウムを通じて、参加者が環境問題や冒険心について新たな視点を得られることを期待しています。映画やトークイベントを通じて、今の時代に何が求められているのかを共に考える機会としましょう。