アジア初の宇宙提携
2025-04-09 10:41:47

JAMSSがアジア初の宇宙ステーション利用契約を締結

JAMSSとVastの提携が意味するもの



2025年3月24日、有人宇宙システム株式会社(JAMSS)はアメリカの宇宙企業Vastと手を結び、世界初の民間宇宙ステーション「Haven-1」のペイロードパートナーとして、利用サービスを提供する契約を締結しました。JAMSSは、アジア初となるこの重要な役割を担い、地球低軌道(LEO)市場の発展に寄与することを目指します。

左にVastのCEO Max Hoat氏、右にJAMSSの代表取締役社長である有賀輝氏の姿が映っています。両者の目標は、商業利用を拡大し、新たな宇宙産業の構築に貢献することです。

LEO市場の変革



JAMSSは設立以来、日本実験棟「きぼう」の国際宇宙ステーション(ISS)の運用に携わってきましたが、2030年にはISSが退役する予定です。これに伴い、地球低軌道の利用は国際的な主導から民間の手に移りつつあります。この新たな時代に向けて、JAMSSはISSで培った技術を活かして、商業利用の進展を図っています。

未来の需要を見据えた装置開発



今後JAMSSが開発予定の新たな自社装置は、小型装置の搭載スペースを備えており、一つのユニット(10cm×10cm×10cm)に収まるサイズです。この装置を利用して、結晶生成サービスや宇宙で記念品を打ち上げることができるようになり、様々なニーズに応えることが期待されています。

アメリカでは、NASAが中心となり、ISSから民間宇宙ステーションへの円滑な移行についての議論が進んでいます。民間宇宙ステーションは、創薬や宇宙製造といった新たな分野にも貢献することが期待されています。JAMSSは、この潮流に乗り、柔軟性とスピード感のあるサービス提供を進めることで、宇宙利用の価値を最大限に引き出していきたいと考えています。

アジア全体への影響



JAMSSとVastの提携は、Haven-1の開発によりLEOの商業化を加速させ、日本国内だけでなくアジア全体における商業宇宙開発の促進にも寄与するでしょう。これにより、アジア地域における宇宙市場の認知度も向上し、さらなる投資や技術開発が進むことが予想されます。

JAMSSの有賀社長は「Vastとの提携はLEO利用の機会を広げるだけでなく、日本およびアジアにおける商業LEO市場の認知度向上にもつながる」と述べ、今後の取り組みに意欲を見せています。

まとめ



JAMSSとVastによるこの協力関係は、宇宙ビジネスの新たなステージを開く重要な一歩です。民間宇宙ステーションの時代が到来する中、両者の取り組みが宇宙産業の発展へとつながることを期待しています。また、宇宙開発の最前線に立つJAMSSが、どのように商業宇宙の未来を広げていくのか、今後の動向に注目が集まります。


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会社情報

会社名
有人宇宙システム株式会社
住所
東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル8F
電話番号
03-3211-2002

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