「フォトラクション」の新たな挑戦
建築・土木業界の生産性を向上させるために設計された「Photoruction」は、構築されたデータプラットフォームに新機能を追加しました。図面に関連する業務の効率化を目指し、特に注釈機能に対する開発への集中が見られます。新たに特許を出願したこの機能は、図面上の情報をレイヤで管理でき、過去の図面をバージョンごとに追跡できるようにしています。
効率的な現場管理を支援
これまでの方法では、図面の改訂や注釈の追加が煩雑でしたが、今回の機能によって、ユーザーは緻密な管理が可能に。タブレット一つで現場の検査や記録業務が行えるので、作業の手間が大幅に軽減され、現場の生産性が飛躍的に向上します。
例えば、新たに追加されたレイヤ管理機能により、図面の主要な部分と注釈を分けて処理することで、それぞれの情報を独立して拡大・縮小できます。このプロセスは、図面の複雑さを減少させ、ユーザーが特定の情報に迅速にアクセスできるように設計されています。
次のステップ:AIの活用
今後、「Photoruction」では図面の比較機能や積算を支援する計測機能、さらにはAIを利用した図面分析などの機能拡充を予定しています。これにより、建設業において作業のスピードや精度が向上し、業務全体の流れが一層スムーズになる期待が寄せられています。
特許出願の背景
最近、CONCORE’S株式会社が出願した特許は、画像処理装置に関するものであり、特にメイン画像とオブジェクト画像を別々のレイヤで処理する技術が特徴です。これにより、ユーザーは望む情報を素早く表示することができ、業務の迅速化に直結します。特許の請求項は、ズーミング機能にも工夫が施されており、情報の見やすさを向上させています。
「Photoruction」の主な機能
「Photoruction」は必要なデータを一元管理するためのツールとして、多くの建設会社に導入されております。以下は主な機能の一部です:
- - 工事黒板の電子化
- - 図面の高速表示
- - 写真台帳の自動生成
- - パンチリスト機能
これらの機能は、技術者が本業に集中できるよう設計されており、導入企業ではデータベースとしても活用されています。
会社の概要
「Photoruction」を展開するCONCORE’S株式会社は、2016年に設立され、インターネットサービスの企画や開発を行う企業です。これからも、建設業界における生産性の向上を目指し、技術革新を続けていく方針です。所在地は東京都渋谷区で、気軽に問い合わせることができる連絡先も用意されています。
「Photoruction」は今後、さらに多様な機能を発展させることで、建設業界の変革を起こすことを目指しています。