モチベーションワークスのDDoS対策
2024-04-22 10:00:03

モチベーションワークスがラドウェアのDDoS対策を導入し、Webアプリケーションを守る

近年、サイバー攻撃、特にWeb DDoS攻撃が急増しています。特にHTTPフラッド攻撃などの攻撃が目立ち、これに対抗するための高度なセキュリティ対策が求められています。このような背景の中、モチベーションワークス株式会社は、日本ラドウェア株式会社のクラウドWAFサービスを導入し、自社のWebアプリケーションを守るための新たな防御手段を手に入れました。

日本ラドウェアが発表した2024年のグローバル脅威分析レポートによれば、2022年から2023年にかけて悪意のあるWebアプリケーションやAPIのトランザクション数が171%も増加しています。このような状況を受けて、モチベーションワークスの情報セキュリティ統括責任者である横濱友一氏は、DDoS攻撃からの防御が必要不可欠であると断言しました。

特にモチベーションワークスが提供するBLENDは、フルクラウドの校務支援サービスであるため、各学校からの大量リクエストに依存しています。しかし、この特性が逆に攻撃のターゲットとなる可能性が高く、従来の手法では防御が困難になっていました。そこで新たに導入したのが、ラドウェアのクラウドWAFサービスです。このサービスには、AIを活用した振る舞いベースの検知やリアルタイムでのシグネチャ生成など、先進的な保護機能が備わっています。

横濱氏は、クラウドWAFの導入によってBLENDは高度なDDoS攻撃からも守られるようになり、平常どおりサービスの提供が可能になっていると述べました。特に、ラドウェアのフルマネージドの緊急対応チームが24時間体制で攻撃を監視し、迅速に対応していることが大きな安心材料となっています。

また、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)からもDDoS攻撃に対するプロアクティブなセキュリティ対策の重要性が強調されており、モチベーションワークスはこれに従い通信の遮断やCDN導入を行ってきましたが、それだけでは不十分でした。特定の時間帯にBLENDサービスを狙ったDDoS攻撃が増加する中で、ラドウェアの高度なセキュリティソリューションの導入は非常に有効な手段となりました。

ラドウェアの代表執行役員、姜尚郁氏も、現在のサイバーセキュリティの脅威がかつてないほどの進化を遂げていると警鐘を鳴らしています。特に、悪意のあるトラフィックを正確に検知し、リアルタイムでの対応が求められる昨今の状況において、従来の手法だけでは不十分だとしています。

その上で、ラドウェアのクラウドWAFサービスを導入したことにより、モチベーションワークスは攻撃の影響を最小限に抑えつつ、ユーザーへのサービス提供を途切れさせることなく続けることが可能となりました。デジタル社会において、サイバー攻撃からの防御はもはや選択肢ではなく、必須の要素となっています。今後もこの分野においてさらなる対策と改善が求められるでしょう。

会社情報

会社名
日本ラドウェア株式会社
住所
東京都目黒区下目黒1-8-1アルコタワー7F
電話番号
03-4334-8700

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