8回目を迎える日本AED財団 Schoolフォーラムのご案内
学校における児童生徒の死亡事故は、残念ながら依然として問題視されています。特に、突然死がその主な原因となることが多いです。このような現状を受けて、文部科学省は「学校事故対応に関する指針」を策定し、心肺蘇生法やAEDの活用が重要視されるよう呼びかけています。
近年、令和3・4年度からの新学習指導要領では、学校教育において生徒が一次救命処置、例えば胸骨圧迫やAEDの使用を実践的に学べるようにすることが求められています。これは、将来的に命を救うためのスキルを身につけさせるために欠かせない研修であり、各学校での実施が重要です。
事故を契機に生まれた取り組み
埼玉県では、2011年に女子駅伝選手の桐田明日香さんが練習中に突然死した事故を受けて、「ASUKAモデル」として知られる体育活動に関する事故対応テキストが策定されました。このような事例をきっかけに、小学校から始まる継続的な救命教育が全国へ広がりを見せており、多くの地域で児童生徒による命を救う活動が実際に増えています。
フォーラムの内容
さて、来る〇月〇日、東京都立川市の西砂小学校にて、「第8回 日本AED財団 Schoolフォーラム」が開催されます。このフォーラムでは、第1部で教諭による救命教育の公開授業が行われ、生徒たちがどのように心肺蘇生法やAEDの使い方を実践的に学ぶかが紹介される予定です。
続いて、第2部では医療や救急の専門家、学校関係者、消防の方々、さらには文部科学省の教育関係者や保護者も参加してのシンポジウムが行われます。このシンポジウムでは、「学校での突然死ゼロ」を目指すために、どのような取組みが進められているかを討論し、それぞれの立場からの意見を交えた貴重な意見交換が行われます。
参加方法
フォーラムは無料で参加可能ですが、事前申し込みが必要です。申し込みは公式ウェブサイトにて受け付けており、定員は100名となっております。定員に達し次第、締め切られますので、興味のある方はお早めに申し込みを行ってください。具体的なタイムスケジュールは以下の通りです。
- - 13時 開場
- - 13時30分 開始
- - 第1部:13:30~14:15 救命教育の公開授業
- - 第2部:14:30~16:00 シンポジウム
このフォーラムを通じて、学校での救命教育が更に進み、突然死を防ぐための意識が高まることを期待しています。
みんなで命を守るための一歩を踏み出しましょう!