再生可能エネルギー時代を切り開く風力発電所全18基が稼働開始
株式会社東京アセットソリューション(以下、当社)は2023年11月、再生可能エネルギーの利用を促進する「再エネ100宣言 RE Action」への参加を表明しました。この宣言は、日本国内の企業や団体が使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意志を示すものです。新たな取り組みとして、当社は2026年までに事業使用電力の100%を再生可能エネルギーに切り替える目標を具体化しています。
さらに、当社は2022年から、グループ会社である北海道エナジーソリューション及び北海道エナジー開発と共に風力発電所の建設を進めており、ついに全18基の風力発電所が北海道各地で稼働を開始しました。これにより、全体で年間約160万kWhの電力を生み出す見込みです。
北海道における風力発電の重要性
風力発電はエネルギーの枯渇を心配することなく、風のエネルギーを効率的に電気に変換することができる再生可能エネルギーの一つです。日本国内では、特に北海道と東北の西側において、風力発電所の設置に適した条件が整っています。
当社は、風力発電機器メーカーをはじめとする現地の工事業者と協力し、特に優れた風況を持つエリアを選定して全18基の風力発電所を建設しました。その中で、上海グリーンパワー社製の「GHRE19.8J」という機器を主に採用しています。この風車は、そのシンプルな構造により故障リスクが低く、業界内でも最高出力を誇る性能を持っています。さらに、リアルタイムで風速や発電量を確認できるため、故障が発生した場合にも迅速に対処できる体制が整っています。
再生可能エネルギー発電のバランス
当社は、風力発電とともに太陽光発電事業も展開しており、熊本、いわき、千歳の3カ所での大型太陽光発電所を保有しています。この戦略により、冬季に発電量が多くなる風力発電と、夏季に発電量が増加する太陽光発電のバランスを取ることができ、年間を通じて安定した電力供給が可能になります。
2023年11月に入ると、北海道での4カ所の風力発電所が全て稼働を開始し、当社グループの再生可能エネルギー発電所による年間生産電力は約860万kWhに達します。
今後の取り組み
今後はトラッキング付き非化石化証書の導入を検討しており、これにより当社グループが開発した発電所で生産された電力の非化石化価値を事業に結びつけていく計画です。また環境に配慮した物件開発や、保有物件の共用部電力を再生可能エネルギーから供給する取り組みも進めていきます。
当社は、持続可能な再生可能エネルギーを基盤に、さらなる事業展開と環境負荷の低減を目指してまいります。
会社概要
- - 会社名: 株式会社東京アセットソリューション
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門
- - 設立: 2009年
- - 資本金: 200,000千円
- - 代表: 寺敷信昭
お問合せ: 03-5510-8300