電脳交通が新取締役を迎えタクシー業界の革新を加速

株式会社電脳交通が新たに取り組むタクシー業界の革新

株式会社電脳交通（徳島県徳島市）は、2024年12月23日付で新たに取締役に永田大輔氏を迎え入れ、タクシー業界のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速すると発表しました。永田氏は、1990年代にインターネットの黎明期から活躍してきたマーケティングの専門家であり、その豊富な経験が期待されています。

永田大輔氏の経歴と役割

永田氏は、大学在学中の1996年にベンチャー企業「電脳隊」を創業し、マーケティング全般を手掛けました。2000年には電通に入社し、様々なプロジェクトで幅広い分野の経験を積みました。その後、2011年には自身の会社、DISTANT DRUMSを立ち上げ、企業や団体の多様な課題解決に尽力してきました。

このような経歴を持つ永田氏が電脳交通の取締役として就任することで、タクシー業界が直面する多くの課題に対して新たな風を吹かせることが期待されています。

タクシー業界の現状及び今後の方向性

近年、タクシー不足や交通の利便性が問題視され、ライドシェアの導入やテクノロジーの活用といった新しい取り組みが進められています。電脳交通の代表取締役社長、近藤洋祐氏は、タクシー業界が「タクシー業界2.0」と呼ばれる新しい時代を迎えるにあたって、マーケティングの専門家である永田氏の参加が重要であると述べています。

この新体制のもと、電脳交通は2025年を「第二創業期」と位置付け、社内の組織強化とサービス向上を進めていく意向を示しています。また、会社として「他所者」を受け入れることが新しいイノベーションを生むと信じ、外部の視点を取り入れた柔軟な施策を推進しています。