くるみ1周年特集
2023-11-28 10:00:03
精神科訪問看護ステーションくるみが1周年を迎え、地域医療の新たなモデルを目指す
訪問看護ステーションくるみが1周年を迎え
精神科特化型の「訪問看護ステーションくるみ」は、2022年7月に設立され、2023年11月に開業1周年を迎えました。精神科の訪問看護は全国にまだ少なく、うつ病や発達障害の患者数が年々増加する中、同ステーションの存在はますます重要になっています。
設立の背景
日本では、精神科の外来患者数が毎年105%前後で増加しています。このような状況の中で、精神疾患を抱える患者やその家族が、適切な情報や支援を受けられないことは多いです。精神科専門医や看護師による支援は、患者が回復するために不可欠ですが、受診への躊躇や早期発見の難しさから、的確な対処ができていない現状がありました。そのため、国も地域における包括的な支援体制を推進しています。
「訪問看護ステーションくるみ」は、この課題に取り組むため、精神科病院や障がい児施設での経験を持つ中野と濱脇が共同で設立されました。彼らの目指すのは、地域全体で支援を行い、患者の自立を促すことです。サービス開始から僅か1年で、訪問件数は月に750件を超える成果を上げています。
精神科訪問看護の特長
精神科訪問看護は、看護資格を持つ専門者が、精神疾患を抱える家庭を訪れ、個々の症状に合わせた看護サービスを提供しています。このケアは、訪問の時間を30分から60分に設定し、バイタル測定や服薬管理、問診を通じて、患者の状況を把握します。また、地域の保健師や相談支援員などとも連携し、患者が日常生活を送る上での障害を軽減する支援を行っています。この訪問看護の特長は、患者が自宅で自分のライフスタイルに合わせたサービスを受けられる点です。
代表・中野の思い
中野代表は、病院での勤務を通じて感じた限界を背景に、訪問看護の重要性に気づきました。彼女は、患者の成長を共に感じることができる訪問看護こそが、真の自立を支援する道であると信じています。「私たちの提供する支援が、本当に患者にとって良いものであるのか」を常に問い続けながら、訪問看護に取り組んでいます。
働く環境の整備
訪問看護ステーションくるみでは、看護師の働き方改革として多様な福利厚生を導入しています。「リスキリング支援」や「生理休暇制度」、「昼食代補助」など10種類の福利厚生を実施し、従業員のウェルビーイングを重視しています。これにより、看護師自身の生活が充実し、さらなる成長を促す環境が整えられています。
未来の展望
開所1年を迎え、訪問看護ステーションくるみは地域での精神医療モデルを目指して邁進しています。地域との連携を強化しながら、今後も精神科の訪問看護が重要な役割を果たしていくことが期待されており、「訪問看護ステーションくるみ」の取り組みは、多くの患者に希望をもたらしています。地域の医療がより良い方向に発展していくことを信じ、様々な課題に取り組み続ける決意が伺えます。
会社情報
- 会社名
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株式会社Make Care
- 住所
- 大阪市東住吉区田辺5丁目1−37ラ・ヴィーア米田607号
- 電話番号
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06-6105-1756