アートと美味の共演! SIMOSE新コレクション展
2025年10月7日から下瀬美術館で開催される「SIMOSE新コレクション展」が注目を集めています。特に目を引くのは、アメリカ現代アーティスト、サム・フォールズの作品《Spring to Fall》(2023-2024年)で、横幅45メートルを超える大作として日本初公開となります。これに合わせて、特別なフレンチコースが登場。その内容を詳しく紹介します。
サム・フォールズのアート
サム・フォールズは、自然の素材を使って自身の作品を制作するアーティストで、彼の手法はカンヴァスに植物の枝や花を配置し、染料を撒いた後、太陽や雨にさらすことで描かれるものです。この特徴的なアプローチにより、彼の作品は鑑賞者に自然の繊細さや、生命の儚さを感じさせます。
《Spring to Fall》は、高さ3.6メートル、横幅45メートルという壮大なスケールで構成され、サム・フォールズの思索が込められています。その背後には、写真の原理や鑑賞者との関係性についての深い考察があります。作品は色彩豊かで、親しみやすいモチーフが多く、見る人を惹きつけます。
特別フレンチコースの魅力
展覧会に合わせて、SIMOSE French Restaurantでは、シェフの藤谷圭介が手がけるサム・フォールズにオマージュを捧げた特別コースが提供されます。コースは11月1日から12月18日まで、ランチコースが11,000円、ディナーコースが18,000円(税サ込み)で楽しめます。
特にディナーコースは、以下の内容で構成されています:
- - アミューズ
- - 瀬戸内海の恵みのコンソメ
- - 菜園風野菜のマリネ
- - フォアグラのポワレとポレンタのガレット
- - カナダ産オマール海老のパイ包み焼き
- - 広島県産日本鹿のロースト ポワヴラードソース
- - 紅玉リンゴとメープルシロップのパルフェ
- - カフェ、ミニャルディーズ
このコースは、サム・フォールズの故郷、アメリカのバーモント州の食文化からインスパイアを受け、自然の香りと素材の味を最大限に引き出した料理が揃っています。*
サム・フォールズ展記念宿泊プラン
さらに、アート・オーベルジュ、Simose Art Garden Villaに宿泊する方には、「サム・フォールズ展記念特別ディナーコース付き宿泊プラン」が用意されています。アートと食が一体となるこの体験は、訪れる価値があります。
藤谷圭介シェフの経歴
藤谷圭介シェフは、1983年に北海道江差町で生まれ、東京服部栄養専門学校を卒業後、フランスで修行を積んでいます。フレンチレストランでの経験を経て、2025年6月からはSIMOSE French Restaurantのシェフを務めています。彼の料理は、クラシックなフランス料理を基にしつつ、瀬戸内の新鮮な食材を活かし、香り高い一皿に仕上がることにこだわりを持っています。
予約方法
SIMOSE French Restaurantへの予約は、
こちらのウェブサイトから可能です。電話での予約も受け付けており、0827-93-1700(受付時間10:00~17:00)での対応となります。営業時間はランチが11:30から14:30(L.O. 14:00)、ディナーが17:00から21:30(L.O. 20:30)です。
終わりに
「SIMOSE新コレクション展」はアートと食の両方を楽しめる貴重な機会です。この展示会と特別コースを通じて、サム・フォールズの作品が語るメッセージと、藤谷シェフの料理が織り成す美しい体験をお見逃しなく。