澁谷工業とサイバネットの連携
澁谷工業株式会社は、サイバネットシステム株式会社との提携を通じて、Synopsysのシミュレーションソフトウェア製品に関する3年間の包括契約を締結しました。この契約によって、澁谷工業における設計・開発の進化が期待されています。
澁谷工業について
澁谷工業は、金沢市に本社を置く産業機械メーカーで、清涼飲料や食品、洗剤などのボトリングシステムにおいて国内トップシェアを誇ります。これまでの実績を生かし、同社は高度化し続ける顧客ニーズに応えるために、設計段階からの3DデータやCAEを活用した効率的な開発プロセスを確立してきました。
新たな契約の内容
サイバネットシステムは、澁谷工業がAnsysチャネルパートナープログラムを通じて得ることになるSynopsysのマルチフィジックス解析機能に特に注目しています。この契約により、澁谷工業は構造、流体、電磁界など多様な解析を行うことができ、バーチャルエンジニアリングの推進が加速されます。これにより、開発期間の短縮と設計品質の向上が期待されているのです。
各社の意見
契約締結に際して澁谷工業の取締役専務執行役員である西納幸伸氏は、「高度化・複雑化が進む製造業において、バーチャルエンジニアリングの推進が重要であり、Synopsysの解析・シミュレーションシステムは不可欠だ」と述べています。
また、サイバネットシステムの常務執行役員・松本真周氏は、「この契約はCAE活用の重要な一歩であり、澁谷工業様を支えるパートナーとして更なる支援を行っていく」とし、今後の協力体制に自信を示しました。SynopsysのAPAC担当副社長スクワン・ムーン氏も、「澁谷工業のバーチャルエンジニアリングへの取り組みは製造業のデジタルトランスフォーメーションを象徴しています」とコメントし、共に製造業の未来を創造する期待を寄せました。
Ansysの特徴
Ansysは、物理現象をシミュレーションし、さまざまな問題を解決するための柔軟なマルチフィジックス解析ソフトウェアです。このツールの導入によって、澁谷工業はより効率的な製品開発が行えるようになります。特に、設計品質や生産性の向上が期待され、多様な要求にも応えられる柔軟性が発揮されます。
未来への展望
澁谷工業は、創業以来「喜んで働く」ことを経営理念に掲げ、顧客のニーズに合わせたオーダーメイド型の設備システムを提供し続けてきました。今後は、デジタル技術を駆使した新たな挑戦を通じて、さらなる発展を目指すとともに、社会にも貢献していく考えです。また、製造業の革新に向けた取り組みが進む中、Synopsysとサイバネットらとの継続的なパートナーシップを通じて、新市場の開拓や新製品の開発にも力を注いでいくことでしょう。
この度の契約締結は、製造業全体に新たな風を吹き込む力強い一歩と言えます。澁谷工業、サイバネット、Synopsysの3社はコラボレーションを通じて、急速に進化する技術の波を活かし、次世代の製造業界を共に創っていくことを目指しています。