地域の未来を共創する「小海 SX Field」構想
概要
長野県小海町において、株式会社さとゆめの子会社である株式会社MIYAMOTOが新たに立ち上げた「小海 SX Field」構想が注目を集めています。この取り組みでは、地域の人々や企業との共同作業を通じて、持続可能なまちづくりを目指します。2025年春には、宿泊施設「MIYAM/OTO」の開業も予定されており、その活動を通じて地域の活性化を図ります。
小海町の課題
小海町は八ヶ岳に囲まれ、美しい自然を享受してきた地域ですが、近年は人口減少や宿泊施設・飲食店の廃業が進行しています。特に、冬季に全面結氷するはずの松原湖が結氷しない年が出てくるなど、環境や社会の変化が地域に大きな影響を及ぼしています。また、若年層の流出が続き、高齢化が進行する中で、地域の存続が危ぶまれています。
こうした状況を受け、さとゆめは2017年から小海町への支援を開始しました。その中で、企業向けのセラピープログラムを通じて地域活性化に取り組んできた実績がありますが、より大きな変革を求めて「小海 SX Field」の構想を立ち上げました。
小海 SX Fieldの目的
「SX」は一般に“Sustainability Transformation”を指します。小海 SX Fieldでは、これを“Sustainability Experience for Sustainability Transformation”と再定義し、持続可能な体験を通じて变革のきっかけを作ることを目指しています。この取り組みでは、地域に関連する企業や団体、起業家が集まり、共に新しい価値やアイデアを模索する場を提供します。
ミートアップや共同プログラムを通じて、共感を持つ仲間との出会いを促進し、ホテル「MIYAM/OTO」を活用した滞在型プログラムなどを通じてチームビルディングを図ります。加えて、企業のプロダクトやソリューションの実証実験も行えるフィールドを提供し、地域全体を巻き込んで新たな価値を生み出します。
宿泊施設「MIYAM/OTO」について
「MIYAM/OTO」は2025年春に松原湖畔に開業する宿泊施設で、標高1,123mの静かな環境に位置します。ここでは滞在中に地域ならではのセラピープログラム「Re・Designセラピー」を体験することができ、参加者は自然と向き合いながら、自身や仲間との関係を深める時間を持つことができます。また、併設されるカフェレストラン「OTO」では地域の食材を活かしたメニューの提供が予定されており、訪れる人々に特別な体験を提供します。
共創者を募集中
「小海 SX Field」では、共に持続可能な社会づくりに挑戦する企業や団体を共創パートナーやアンバサダーとして募っています。初年度は「サーキュラーエコノミー」や「脱炭素」、「生物・環境保全」、「ウェルビーイング・人的資本」の4つのテーマに注力し、参加者には実証フィールドとしての活用やプロモーションの場を提供します。
終わりに
2025年3月にはこの「小海 SX Field」の本格始動を祝うイベントが開催される予定です。地域の持続可能な未来を共に考え、形にしていく仲間を心よりお待ちしております。
公式ウェブサイト
詳細は以下の公式サイトをご覧ください。