青山商事がCDP2025で「Aリスト」企業に初選定
青山商事株式会社(本社:広島県福山市)は、2025年のCDP調査において、気候変動分野で最高評価の「Aリスト」企業に初めて選出されたことを発表しました。この評価は、同社の取り組みと情報開示の透明性が求められる中、特に高く評価された結果です。
CDPは、国際的な非営利団体で、世界中の企業の環境情報を収集する独立したプラットフォームを運営しています。2025年の調査には22,100を超える企業が参加し、その中で約20,000社が8段階のスコアを付与されました。
青山商事では、2024年に発表した「2024~2026年度中期経営計画」において、サステナビリティを基本戦略の1つに据えています。その中で、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目標とし、2026年度のCO2排出量を2013年度比で59%削減することを掲げています。
環境への取り組み
具体的なアクションとして、同社は101拠点で再生可能エネルギー由来のグリーン電力を導入しています。この取り組みにより、2024年度にはCO2排出量を2013年度比で54.2%削減しました。また、2026年度には再生可能エネルギーの導入率を18%以上に引き上げることを目指しています。2025年9月末時点での導入率はすでに16.9%に達しています。
あらゆる拠点での環境対応は、福山本社や東京オフィス、全国の店舗での取り組みを通じて進行中です。特に、2023年度には5拠点でグリーン電力を切り替え、2024年度には70拠点、2025年度にはさらに26拠点がこの取り組みを核にしています。
不要衣類の回収活動「WEAR SHiFT」
また、青山商事では衣類品の廃棄物削減を目的に「WEAR SHiFT」プログラムを実施しています。1998年よりスタートした下取りサービスを進化させたもので、全国47都道府県の洋服の青山およびスーツスクエアにリサイクリングBOXを設置し、顧客から直接不要になった衣類を回収しています。2024年度の回収量は約347トンと見込まれています。
さらに、同社は繊維リサイクル業界の大手企業であるファイバーシーディーエム株式会社と業務提携し、回収した衣類を選別し、リサイクルおよびリユースを目的とした資源循環のスキームを構築しています。これにより、企業としての環境負荷を軽減するだけでなく、顧客が参加しやすいエコ活動を実現しています。
今後も青山商事はSDGsを重視し、持続可能な社会への貢献を目指していく方針です。環境への取り組みを進めながら、企業としての責任を果たしています。
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