2026年卒の就活実態
2025-09-11 11:41:21

2026年卒大学生のキャリア意向、就活の実態と変化を探る

2026年卒大学生のキャリア意向調査が示す就活の現実



株式会社マイナビは、2026年卒業予定の大学生および大学院生を対象に行ったキャリア意向調査の結果を公開しました。今回の調査から、就職活動のトレンドや学生たちの抱える悩みが浮き彫りになっています。

調査概要と主要な結果



調査は2025年8月25日から8月31日にかけて行われ、全国の学生1,389名から有効回答を得ました。主要な結果として、まずは内々定保有率について触れましょう。2023年8月末時点での内々定保有率は87.6%に達しましたが、前年と比べると2.2ポイントの減少が見られました。一方で、活動継続率は21.8%で、これは前年の20%を上回り、活動中の学生が増えている兆しを示しています。

文理に分けた場合、文系学生の活動継続率は25.3%、理系学生は16.3%となり、特に文系において活動を継続する学生が多い傾向があります。これにより、文理間の差が縮まる結果となりました。

大手企業志向の変化



続いて、活動継続者の中での大手企業志向は、わずか26.5%に過ぎず、これは3月1日の調査結果53.5%から半減しています。この変化は、学生たちが大手にこだわらなくなっていることを示唆しています。多くの学生が内々定を持ちながらも今後の選考を続けたい意向を持ち、活動を年内中に終えたいと考えています。実際、今後参加を考えている選考企業数は全体で3.9社に達し、前年と比べて増加しています。

就活を表す漢字の変遷



興味深い点では、就職活動を表す漢字一文字が、2022年卒から4年ぶりに「楽」から「苦」に逆転したことが挙げられます。この結果から、就活の厳しさを感じる学生が増えていることが窺えます。文理でのギャップはあり、理系学生は「楽」を選ぶ傾向が見られました。

テーマ曲の人気



就活におけるテーマ曲としては、再びMrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」が1位に選ばれ、その歌詞が前向きなエネルギーを学生たちに届けています。他にも、サンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」や、ゆずの「栄光の架橋」が人気を集めています。

まとめ



今回の調査を受けて、マイナビキャリアリサーチラボ主任研究員の井出翔子氏は、活動の厳しさを感じる学生が増えているものの、全体的には選考参加意欲が高まっている様子を指摘しています。大手企業への志向は減少し、学生たちの価値観が多様化していることが伺える結果となりました。明るいメッセージを持つ楽曲が選ばれることで、先行き不透明な就活にもかかわらず、前向きに活動を進めようとする姿勢が強調されています。

今後も就職活動の動向を注目し、学生にとって有益な情報を提供していきたいと思います。


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東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
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