事業承継で蘇る幻の塩、小宝島の温泉塩プロジェクトが始動!
2024年7月、トカラ列島の小宝島にある塩工房「小林工房」が新たな運命を迎えます。小林工房は、株式会社ライトライトが運営するオープンネーム事業承継プラットフォーム「relay(リレイ)」を通じて、後継者を見つけ、再生プロジェクトが始まります。これにより、幻の「小宝島温泉塩」が復活するかもしれないのです。
小林工房の歴史と現状
小林工房は、鹿児島県十島村にあり、小宝島の海水温泉を利用した天然塩を製造していました。塩作りは小林さんご夫妻の手によって行われ、ミネラル豊富な塩は多くのファンを魅了していました。しかし、2023年にご主人が亡くなり、工房は休業を余儀なくされました。奥様の礼子さんは、ご主人の思いを引き継ぎ、後継者を求めることを決めました。
後継者の選出とプロジェクトの始動
2024年3月、オープンネーム事業承継「relay」による後継者募集が始まりました。この募集に応募したのが、大阪から移住した保田和橘さんです。彼は十島村地域おこし協力隊として活動を始め、小宝島の温泉塩の復活を目指すことになりました。
クラウドファンディングの詳細
保田さんは現在、「小宝島 温泉塩工房再生プロジェクト」と題したクラウドファンディングをCAMPFIREにて実施中です。資金の目標は3,000,000円で、2025年3月27日から5月5日までの期間中に支援を集めます。この資金は、休業中の塩工房の再建や、海水温泉塩の復活のために必要な機材の購入や修復に使われます。
資金の具体的な用途
- - 海水温泉の原水を汲み上げるポンプの修復
- - 塩工房の再建
- - 塩作りに必要な機材の購入
- - 設備修繕にかかる人件費
事業承継の新しい形
オープンネーム事業承継「relay」は、これまで約580件の後継者募集案件を公開し、その中で110件のマッチングを実現してきました。これは共感をベースにした新しい形の事業承継を示すものです。マッチング率や成約率は、2020年から2022年度にかけて3年連続での第一位を獲得しています。
最後に
小宝島の温泉塩再生プロジェクトは、単なる事業再開に留まらず、地域の伝統を守り、未来に繋げる重要な試みです。温泉塩の復活は、多くの人々に愛される新たな物語の幕開けとなることを願っています。ぜひ、クラウドファンディングにご参加いただき、小宝島の歴史を共に刻んでみませんか?
SNSでは進捗情報を随時発信中
プロジェクトの詳細情報や進捗は公式SNSで随時お知らせしています。皆様の温かいご支援をお待ちしています。