泉大津市での社会課題を考えるイベント
泉大津市では、日常の買い物を通じてさまざまな社会課題を考えるイベント「市長と学ぼう!いずみおおつ“未来”トーク映画から学ぶ~日常の買い物と社会課題の関係性~」が開催されました。この取り組みは、市民がともに住みやすいまちを構築するために開かれ、市長と市民が直接意見を交換する貴重な機会となりました。
イベントの詳細
このイベントは令和6年8月24日、テクスピア大阪の大ホールにて行われました。幅広い年代層から94人が参加し、過去最大の規模での開催となりました。今回の目的は、市民の市政に対する関心を高め、持続可能なまちづくりを進めるための機会を提供することでした。映画上映とトークセッションを組み合わせる形式が採られ、より多くの方に参加してもらう工夫がされています。
映画「バレンタイン一揆」の鑑賞
イベントの最初の部分では、ドキュメンタリー映画「バレンタイン一揆」が上映されました。この映画では、日本で暮らす10代の女性たちがチョコレートの背後にある社会課題に挑む姿が描かれています。参加者は映画を通じて、日常の買い物がどのようにグローバルな人権問題や環境問題につながるかを理解し、考えるきっかけを得ました。
トークセッションの実施
映画の鑑賞後には、ゲストとして株式会社OCAJAPANの代表取締役、野澤氏と南出市長がパネリストに登壇してトークセッションが行われました。ここでは、オーガニックカカオの栽培の現状や、その解決に向けた取り組みが語られました。また、日本国内の食料問題や農業の課題解決に向けた市の構想も紹介されました。参加者はエシカル消費についても深く考えたり、自らの消費行動が持つ社会的意義について学ぶことができました。
市長との直接の意見交換
映画やトークセッションを通じて感じた疑問や考えを、市長に直接伝える機会も設けられました。この交流は、住みやすいまちづくりに向けての参加者の思いや意見を反映させる貴重な場となり、参加者からは「映画を観るだけでなく、トークセッションや意見交換があって深い学びが得られた」「幸せとは何か、生活の豊かさについて考えさせられた」という感想が寄せられました。
今後の展望
泉大津市は、今後も市民とともに住みやすいまちづくりを進めるためのイベントを継続して開催する予定です。市長と市民が直接意見を交換し、共に学ぶシンポジウムなどを通じて、より良い地域社会を目指します。参加者の皆さんと共に、この取り組みがさらなる発展を遂げることを期待しています。