ブランド・コネクト Vol.2
2025-12-04 18:58:36

ゲッティイメージズが開催した「ブランド・コネクト Vol.2」で最新ビジュアルトレンドを探る

ゲッティイメージズが主催する「ブランド・コネクト Vol.2」で最新のビジュアルトレンドを探る



2023年11月13日、東京都渋谷区で「ブランド・コネクト Vol.2」が開催されました。このイベントは、ブランドの価値向上を目指すマーケティング・広報担当者向けのワークショップ及び交流会で、世界的なビジュアルコンテンツクリエイターであるゲッティイメージズが主催しました。今回は「ブランドが求めるコンテンツの動向と消費者との信頼構築のためのチャンス」をテーマに、最新のデータを基にした洞察が提供されました。

特別講演とトピックス



イベントの冒頭では、ゲッティイメージズのクリエイティブインサイツディレクター、ケイト・ルーク氏とAPACカスタムコンテンツマネージャーの岸本紗奈氏が登壇し、消費者ビジュアル調査「VisualGPS」に基づく最新のリサーチ結果を紹介しました。特に、「カスタムコンテンツ」の重要性が強調され、各ブランドのニーズに特化したコンテンツ制作が求められています。

後半のセッションでは、SOMPOホールディングスの広報部からゴー・エイドリアン・ロビン氏が登壇し、ブランドのビジュアル活用例を通じて、ビジュアルコンテンツがどのように企業の顔として機能するかについての知見が共有されました。今後のトレンドや、ブランドのメッセージを伝えるために必要な要素についても議論が交わされました。

ビジュアルコンテンツの多様性と信頼性



調査結果によると、95%のブランドが撮影に「人物」を含めることを希望しており、その際に重要なのが「多様性」と「真正性」です。72%のブランドが多様な人々の描写を求め、多様な民族や年齢、性別を意識した表現が必要とされています。また、9割以上の依頼ではリアリティや誠実さが求められ、過度な演出やカメラ目線を避けることで、より信頼性のあるビジュアル表現が可能になることがわかりました。

感情に訴えるストーリーテリング



ゲッティイメージズの調査によると、ブランドが共通して求めることは「感情に訴えるストーリーテリング」です。製品やサービスを通じて、消費者にどのような気持ちを喚起できるかが重要視され、特に「憧れ」と「共感性」が強調されています。また、日常の接点から生まれる感情を可視化することも求められています。

小さな日常からのウェルネスとサステナビリティ



現代の消費者は、ウェルネスやサステナビリティを特に重視する傾向にあり、消費者調査「VisualGPS」では、「身体的、精神的に自分自身をケアすることが同等に重要」とされ、92%の人々が小さな日常の喜びに最も大きな満足감을見出していることが示されました。また、サステナビリティは重要な課題となりつつあり、企業が環境問題にどのように取り組んでいるかを示すビジュアルにも関心が高まっています。

映像コンテンツの重要性



最も注目すべき点は、映像形式が消費者のエンゲージメントを高めることにも関わらず、まだ効果的に利用されていないということです。マーケターの6割以上が「ソーシャルメディア上のショート動画が最もエンゲージメントが高い」と回答している中、カスタムコンテンツの撮影依頼において映像が占める割合はわずか16%にとどまっています。映像を利用することで、消費者の感情に訴えかけるコンテンツとしての可能性を最大限に活かせるでしょう。

イベントの総括



「ブランド・コネクト Vol.2」は、業界関係者同士のネットワーキングや、最新のトレンドを学ぶ貴重な機会となりました。ゲッティイメージズのビジュアル戦略に触れ、今後のマーケティングやブランディングのあり方にヒントを得ることができました。今後も、消費者のニーズに応えたコンテンツ制作がますます重要となることでしょう。


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会社名
ゲッティイメージズ ジャパン株式会社
住所
東京都渋谷区神宮前1‑5‑8神宮前タワービルディング14F
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