中高生が参加した放置竹林解決プログラム
2024年8月1日と8月8日、埼玉県本庄市でリザプロ株式会社が実施した「放置竹林解決プログラム」が開催されました。このイベントでは、中高生たちが放置竹林の問題に取り組み、実際に竹の伐採を行い、さらには竹を用いたビジネスアイディアを発表する貴重な体験をしました。
プログラムの概要
このプログラムは、全国から集まった中学生が対象で、社会に存在する課題を解決するための主体的な思考を育むことを目的としています。リザプロ株式会社の孫辰洋代表取締役や、早稲田大学発の地方創生団体BAM部代表である大井晃亮氏、他の5名の教師がサポート役として参加。生徒たちは、現状の放置竹林の課題を理解することから始まりました。
伐採作業の実施
プログラムの初日は猛暑の中、実際に竹林へ赴き伐採作業を行いました。この活動を通じて、生徒たちは竹を切り倒すことの大変さを体験しました。「竹林での作業は簡単そうに見えるが、実際にはとても苦労した」という声が多く寄せられ、現場に出てみないと社会課題の実態を実感できないことを痛感しました。
ビジネスアイディアの創出
伐採作業を終えた後は、ビジネスアイディアについての討論が行われました。生徒たちは「ソーシャルビジネス」という考え方に基づき、伐採した竹を使った収益モデルを提案しました。問題解決のためには、単にボランティアを募るのでは不十分で、自立したビジネスを構築する必要があると理解しました。
参加者の反応
参加した生徒たちからは様々な感想が聞かれました。「竹を切る難しさを知り、他の社会課題も知らないことだらけだと実感した」「竹を素材にして商品を作る発想が難しかったが、アイディアを出し合うことができた」と、多くの学びがあったようです。
今後の展望
リザプロ株式会社は、今後も中高生を対象に、社会課題に向き合う実践的な教育プログラムを推進し、様々な社会的意義のある活動と協力していく方針です。また、リザプロ課外活動を通じて、教育現場では経験できない主体的な活動を展開していくとのこと。
このプログラムは、ただの学びの場ではなく、実際の社会問題に向き合う貴重な経験を提供しています。今後もこのような取り組みが全国で広がり、多くの中高生に影響を与えることが期待されます。