大島紬の新たな息吹
2025-02-06 15:30:05

伝統の大島紬が再生!アップサイクルプロジェクト始動

伝統技術と地球環境をつなぐ新たな取り組み



一般社団法人アップサイクルが推進するプロジェクトの第7弾として、鹿児島県・奄美大島の伝統工芸「大島紬」とアップサイクル紙糸「TSUMUGI」がコラボレーションした「アップサイクル大島紬」が、2025年2月6日より販売されることが発表されました。

このプロジェクトは、使用済みの紙資源や未利用の間伐材を再利用し、紙糸を作る「TSUMUGI」との連携により実現しました。大島紬の経糸には絹糸、緯糸には紙糸と絹糸が撚り合わされた生地が新しく登場し、自然な手触りと光沢感を併せ持っています。また、一部の絹糸は大島紬の製造過程で生じた残糸を利用し、持続可能性を考慮した製品作りにも貢献しています。

大島紬の美しい伝統



大島紬はその歴史が1800年以前にまでさかのぼり、日本で最も伝統ある織物の一つです。この織物は、30以上の工程から成る緻密な作業により完成され、その過程は絣模様の複雑さを生み出します。軽やかで暖かく、しなやかであるため、一度着用するとその魅力に引き込まれてしまいます。

1970年代に全盛期を迎えた大島紬は、着物離れの影響も受け、現在の市場は縮小傾向にあります。そこで、後継者の育成が急務となっているのが現状です。この新たなアップサイクルプロジェクトは、伝統技術と環境問題の解決を融合させ、次世代に向けた新しい価値を提供します。

自然の恵みを活かした泥染め技法



奄美大島における伝統的な染色技法「泥染め」は、得られる色味が自然の素材から生まれることが特徴的です。まず、シャリンバイの木から抽出した染料と石灰水で染め、数回の工程を経て泥田の中で揉みこまれることで、独特の深みを持つ染色が施されています。

この泥染め技法は、奄美大島の豊かな自然環境を反映しており、その美しい風合いが商品のアクセントとなっています。アップサイクル大島紬は、ただのファッションアイテムではなく、環境を考慮した持続可能な製品であることを大切にしています。

販売情報と商品ラインナップ



販売は、鹿児島市の「PONGEE」とオンラインのECサイトで行われます。実際の商品は、多様なデザインが用意されており、各種バッグが販売されます。

  • - グラニーバッグ(白大島紬) : 20,000円(税込)
  • - グラニーバッグ(泥染め) : 28,000円(税込)
  • - クラッチバッグ(泥染め) : 28,000円(税込)
  • - ポシェット(泥染め) : 28,000円(税込)

この他にも多様なサイズや色合いのバッグが販売予定で、どれも個性的なデザインです。持つ人に特別な体験を提供する商品ばかりです。

プロジェクトの詳細な情報や商品ラインナップは、ECサイトでも確認可能なので、興味のある方は公式サイトを訪れてみてください。

地域を守る伝統と未来



このアップサイクルプロジェクトは、単なるファッションアイテムの提供を超え、地元の文化を守り、さらに持続可能な未来を築くための重要なステップです。大島紬とTSUMUGIのコラボレーションが、より多くの人々に感動を与え、環境保護への意識を広めることに期待しています。


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会社情報

会社名
一般社団法人アップサイクル
住所
大阪府大阪市中央区本町3-3-9
電話番号

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