ロッテが新たに苦情受付窓口を開設し人権尊重を強化

株式会社ロッテの新しい取り組み

株式会社ロッテが、人権尊重の強化に向けて新たな一歩を踏み出しました。2025年6月1日に設立される「ロッテグリーバンス受付窓口」は、お取引先様からの相談や苦情を受け付ける窓口です。この取り組みは、企業の社会的責任を果たすための重要なステップであり、人権の確保に注力する姿勢を示しています。

人権方針の改訂

昨年の2025年5月21日、ロッテは既存の人権方針を改訂しました。これにより、企業活動のすべてにおいて人権の尊重を最優先とする方針が強化されました。ロッテは、役員や従業員が直接的な人権侵害を行うことなく、さらには他者の人権を侵害する行動にも加担しないよう努めています。この方針のもと、これまでにも内部通報窓口を通じて救済手続きの体制を整えてきました。

受付窓口の概要

新設されるロッテグリーバンス受付窓口は、お取引先様の役員や従業員による通報を受け付け、透明性と公平性を持った対応を目指します。通報は、24時間利用可能なWEBフォームを通じて行うことができ、対応言語は日本語、英語、中国語の3カ国語です。

通報の対象となるのは、ロッテの役員や従業員による法令違反や人権方針の違反行為です。通報された内容はプライバシーに十分配慮して取り扱われ、通報者が不利益を被ることがないよう保障されています。また、匿名での通報も可能です。

外部委託による守秘性の確保

窓口の運用は、外部の委託先であるNEC VALWAY株式会社によって行われます。これにより、通報内容は厳重に管理され、法令に従う必要がある場合を除いて第三者に開示されることはありません。この仕組みによって、通報者の安全性を最大限に確保することを目指しています。

企業としての責務

ロッテは、持続可能なサプライチェーンを構築するため、人権を尊重した取り組みを今後も強化します。また、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、人権リスクの特定と低減に向けた「人権デューデリジェンス」を実施していく方針です。このような活動を通じて、ロッテは企業としての責務を果たし、より良い社会の実現に向けて貢献していくことを目指します。