サントリーの水のサステナビリティへの挑戦
サントリーの奥大山ブナの森工場と南アルプス白州工場が、国際的に認知された水の持続可能性の認証「Alliance for Water Stewardship(AWS)」で最高位の「Platinum」を取得しました。これにより、サントリーグループは日本国内で唯一、最高位認証を持つ企業となりました。
賞賛に値する水管理の取り組み
サントリーは、水源の持続可能な利用を目指す多様な施策を実施しており、その努力が認められた形です。奥大山ブナの森工場は2018年に初めてAWS認証を取得し、南アルプス白州工場は2022年に同認証を受けました。その後両工場の評価がさらに高まり、最高位の認証を得ることができました。
持続可能性を支える水育活動
この認証取得には、両工場での取水と排水の高次な管理のみならず、「サントリー天然水の森」での水源涵養活動や次世代環境教育「水育」など地域社会との連携も評価されました。サントリーは自然と共生しながら水を大切にする文化を一層広げていくために、地域住民との密接な協力を続けています。
水のサステナビリティを推進するAWS
AWSは、世界中で水の持続可能性を推進するために設立された権威ある機関であり、サントリーは2021年にこの団体と連携協定を締結、メンバーシップ企業となったことで、日本における水のサステナビリティ推進に対するリーダーシップを発揮しています。
サントリーのパーパス
「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』を目指す」というサントリーのパーパスのもと、持続可能な社会への貢献に努めてきました。水は人々の生活に欠かせない基本的な資源であり、その保護に対する責任を重く感じています。
将来に向けたサステナビリティ経営
サントリーグループは今後も「水のサステナビリティ」の実現を最重要課題と捉え、次世代へ水を引き継ぐための活動に力を入れていきます。特に、関係機関や地域との連携を強化し、持続可能な水利用を社会全体で推進していく計画です。また、グループが展開する「ウォーター・ポジティブ」プログラムにより、取水量以上の水を水系に還元する取り組みを通じて、さらなる水資源の保全と整備が実現されています。
藤原正明氏のコメント
サステナビリティ経営推進本部長の藤原正明氏は、「私たちは、水のサステナビリティをグローバルにリードすることに情熱を注いでおり、20年以上にわたる流域全体を視野に入れた活動が評価されたことを嬉しく思います。今後も、環境目標2030に向けた取り組みを強化してまいります。」とコメントしています。
このように、サントリーは水の持続可能性へ真摯に取り組む企業として、今後の活動も注目されることでしょう。