株式会社三石ハイセラムが「バイオ炭素循環LAB」を開設
2023年、株式会社三石ハイセラムが新たにバイオ炭素に関する情報発信拠点「バイオ炭素循環LAB」を設けました。この取り組みは、バイオ炭と呼ばれる炭素の可能性を広げ、社会全体に情報を発信することを目的としています。具体的なサイト内容は以下のリンクをチェック。
バイオ炭素循環LAB
バイオ炭素の重要性
現在、国際的に気候変動への対策が急務とされており、日本でも「2050年カーボンニュートラル」の目標に向けた動きが進んでいます。その中で、バイオ炭は二酸化炭素の削減を助ける期待を集めています。しかし、バイオ炭に対する理解はまだ不十分で、「農業用の炭」のイメージが先行しがちです。これがバイオ炭の商業的普及を妨げています。
情報発信の拠点としての役割
「バイオ炭素循環LAB」は、バイオ炭に関する様々な知識や情報を集約し、より多くの人々にその価値を伝えるためのプラットフォームです。このサイトを通じて、製造者や利用者、研究者が連携し、新たなイノベーションを生む場を提供することを目指しています。
多様な活用法
バイオ炭は、土壌改良用のみにとどまらず、製鉄プロセスへの応用や、低炭素建設資材への混合など、幅広い分野での利用が見込まれています。三石ハイセラムでは、過熱蒸気式炭化装置を用いることで、原料や目的に応じた炭の品質を正確に調整できる技術を擁しています。この柔軟性が、バイオ炭の多様な活用を可能にします。
未来を見据えたビジョン
「バイオ炭素循環LAB」は、バイオ炭とその周辺情報を広く共有することで、社会全体の認識を高め、バイオ炭の利用促進を図るための場所です。私たちは、持続可能な未来を築くため、お客様にとって役立つ情報源となることを目指します。この場所を通じて、新しい価値の創造が進むことを期待しています。
代表取締役のメッセージ
代表取締役の牧沙緒里氏は、「ひとつ、よい仕組みを」というビジョンに基づき、社会や環境に価値ある仕組みを築いていくことを今後の目標として掲げています。
この新たな試み、「バイオ炭素循環LAB」が、持続可能な社会のための重要な一歩となることを願っています。
公式サイトはこちら