IP Infusionは、データセンター向けネットワークソフトウェア「OcNOS®」を400Gへアップグレードしたことを発表しました。このアップグレードにより、「OcNOS®」はクラウドサービスプロバイダーや高度なデータセンターアプリケーション向けの機能が大幅に強化され、レガシー機器ベンダーと同等のパフォーマンスを50%のコストで提供できるようになります。
「OcNOS®」は、市場実証済みの機能豊富なEVPN-VxLANファブリックソリューションを提供するIP Infusionのネットワークオペレーティングシステム(OS)です。近年、データ量の多いアプリケーションによる広帯域幅への需要や、5Gやエッジコンピューティング向けバックホールトラフィック量の増加に伴い、高性能なネットワークソフトウェアの必要性が高まっています。IP Infusionは、1900年代後半に初めてネットワークソフトウェア製品の商用化に成功したパイオニアであり、「OcNOS®」は市場で最も成功を収め、支持されている独立系ネットワークソフトウェアプラットフォームとなっています。
今回のアップグレードでは、データセンターの柔軟性をさらに高めるための新機能が追加されました。具体的には、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)ベースのポイント&クリックネットワーキングにより「OcNOS®」搭載デバイスを管理する「IP Maestro」エレメント管理システム、コマンドラインを自動化する「OcNOS Ansible Collection」、NETCONF(Network Configuration Protocol)のプログラマブルAPI、gNMI(gRPC Network Management Interface)ベースのストリーミングとサブスクリプションベースの遠隔測定、Zabbix SNMPテンプレートによる「OcNOS®」搭載デバイスの検出と監視などが提供されます。
IP Infusion最高経営責任者(CEO)緒方 淳氏は、「IP Infusionは25年にわたり、パフォーマンス第一のソフトウェア製品として『OcNOS®』の開発を進めてきました。世界中で最も支持されている独立系ネットワークプラットフォームとしてのIP Infusionの評判は、市場実証済みの専門知識の上に築かれています。このことは多彩なユースケースにおいて幾度となく証明されてきました。『OcNOS®』によりデータセンターの400G対応アップグレードするお客様は、『OcNOS®』の性能と柔軟性、そしてトータルコスト削減の恩恵を受けることが出来ます」と述べています。
IP Infusionは、ワールドクラスの24時間365日の技術サポートを提供しており、オンラインで利用可能な包括的な製品ドキュメントも用意しています。データセンターの400Gアップグレード向け「OcNOS®」の詳細は、IP Infusionのブログをご覧ください。