現代美術の国際的舞台「Art Collaboration Kyoto (ACK)」が2025年に開催
京都府で開催される「Art Collaboration Kyoto (ACK)」は、現代美術の国際的なアートフェアとして注目を浴びています。2025年のイベントは11月14日から16日まで、国立京都国際会館で行われます。今年で5回目を迎えるACKでは、19の国と地域から72のギャラリーが集結します。老舗から新興まで、世界のトップレベルのギャラリーが一堂に会し、多様なアートの表現が交わります。
ギャラリーコラボレーションとキョウトミーティング
ACKの特徴的なセクションは、「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」の2つです。「ギャラリーコラボレーション」では、日本のギャラリーが海外のギャラリーと共同でブースを展開。2025年には、29の日本のギャラリーと30の海外のギャラリーが参加し、計59のギャラリーによって世界水準の現代アートが国内外に発信されます。
「キョウトミーティング」では、京都にゆかりのあるアーティストや作品が選ばれ、特別な展示が行われます。総勢13のブースが参加し、アートの新たな価値と地域性が際立つ展示が期待されています。
アートの未来を見据えた「ACK Curates」
「ACK Curates」のプログラムは、毎年異なるテーマを掲げ、幅広い世代に向けた展示やトークセッション、ワークショップを提供します。2025年のテーマは「2050 ー未来へのまなざしー」。「シンビオーシス:アート、そして共に生きる世界」をキュレーションテーマにし、未来の共生のあり方を模索します。
今年はドイツ在住のキュレーター、マーティン・ゲルマン氏と、日本で活動する木村こころ氏がゲストキュレーターとして参画。彼らの視点から、アートの未来像を具現化する展示が展開されるでしょう。
アーティスト支援プログラムと国際的な連携
ACKは、アーティスト支援プログラムにも力を入れています。「Pommery Prize Kyoto」は京都を拠点に活動する若手アーティストを支援するプロジェクト。今年から新たにタイのBangkok Kunsthalleとの連携がスタートし、バンコクでのアーティスト・イン・レジデンス体験がACK出展アーティストに提供されます。
このような支援プログラムは、アーティストのさらなる成長を促進し、国際的なアートコミュニティとの繋がりを強化することを目的としています。
京都の秋とともにアートを楽しむ
ACKは、京都の素晴らしい環境を背景に、アートと文化の交流を促進します。イベント開催月の11月は、京都の美しい紅葉の季節でもあり、アートフェアを楽しむと共に、京都の伝統や現代の文化を体感する絶好の機会です。
芸術と自然が融合した特別な空間で、来場者は思い思いのアート体験を味わえることでしょう。
ACKへの参加は、現代アートを通じて新たな発見や交流の場となることを約束します。2025年の「Art Collaboration Kyoto」に是非ご期待ください。